1948-11-26 第3回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
從つて通信料金、電話料金、郵便料金というものは、文化の進むとともに安くなつてしかるべきでありますが、これがだんだん高くなつておる。その上り方たるやべらぼうに高くなつておる。これは経済、文化というものの推進を妨げることおびただしいと思うのであります。それやこれや考えますと、これは根本的に考えなければならぬ問題じやないかと思います。
從つて通信料金、電話料金、郵便料金というものは、文化の進むとともに安くなつてしかるべきでありますが、これがだんだん高くなつておる。その上り方たるやべらぼうに高くなつておる。これは経済、文化というものの推進を妨げることおびただしいと思うのであります。それやこれや考えますと、これは根本的に考えなければならぬ問題じやないかと思います。
從つて通信料金の値上げというものは、單にここに出ております昭和二十三年二月の一ケ月九円六十六銭、〇・二%というこの部分だけの影響には止まらないことは勿論であろうと思いますが、恰かもこの部分だけに影響するがごとき印象を與えるので、その点は私の考え方は間違いないと思いますが、これは誤解のないようにする必要があると思いますが、如何でしようか。
一般物價が上つたから、從つて通信料金も上げるのだというような、きわめて單純な考え方でありましては、これを非常な間違いでありまして、根本的にこの点はお考え直しを願わなければならぬ。
從つて通信料金の値上げはその幅を縮小して、七割に近い、二倍程度にすべきが至当と考えます。顧みまして最近民間の事業、特に電球とかラジオ等の産業においては、その價格が公定價格を下まわるものは相当あり、物價改訂によつてその倍率がたとえ七割であつても、改訂後においてそれが維持されず、あるいは下まわることが予想されるのであります。從つて三千七百円ベースでさえかような業種においては保証されないかもしれません。