1949-04-08 第5回国会 参議院 本会議 第12号
從つて大学の数は増加いたしますけれども、その大部分は旧制の高等專門学校の統合されたものでありますから、これが余り少くなりますと、日本の教育の低下となりますし、新制高等学校卒業者の收容に困難を生ずることにもなるのであります。文部省といたしましては、これらの点を愼重に考えて、國立新制大学の計画を立てておるわけであります。
從つて大学の数は増加いたしますけれども、その大部分は旧制の高等專門学校の統合されたものでありますから、これが余り少くなりますと、日本の教育の低下となりますし、新制高等学校卒業者の收容に困難を生ずることにもなるのであります。文部省といたしましては、これらの点を愼重に考えて、國立新制大学の計画を立てておるわけであります。
從つて大学試驗場等も、民間技術を率直に、虚心坦懷に受入れて、それから科学的な実驗成績を出して、その上に立脚した方策を打ち立てまして、いたずらにそういつた篤農家、精農家が單に精神的に誤つて信奉することのないように、もしとつてもつて用いるべきものがあるならば、これを合理的に確立する必要があるのではないか、こういうことを痛感しておるのであります。とりあえずひとつこんな問題から御意見を伺いたいと思います。
○政府委員(辻田力君) 只今仰せのごとく、この法案は大学行政機関等につきましても到るところで引用しておりまするし、從つて大学自治法案といつたような大学の行政についての法案と、又一方には私立学校に関する法案等と竝行して研究すべきものであるというふうにお話になることはよく分るのでありますが、又文部省におきましてもその積りで準備を進めております。
從つて大学はさし当り必要のない場所をよく張つてこれをとつておかなければならぬという必要は一つもないのであります。現在請願者総代の萩原氏が大学総長を訪問したところが、東北大学は当分の間何ら具体案というか、計画はございませんということを明瞭にお答えになつております。ただいま昭和二十二年五月二十二日ということでありますから、その日附による請願が出ていることはこれは初耳でございます。
できるだけ、そういうことでなく昇格が行われるように、從つて大学におきましても、高い基準を二十四年度から直接に課するということでなく、暫定的なものも考え、なお二十四年度からすべての專門学校が一時に大学に昇格するということでなく、漸次準備の整うたものから進んでいくように、さらに場合によつては、先ほど申しました三年制というものも、経過的には認めるような方策をもちたいと存じておる次第であります。