1947-08-11 第1回国会 衆議院 議院運営委員会司法委員会連合審査会 第2号
軍部少壮武官の蹶起もなくして濟んだかもしれません、軍閥の跋扈もなく、從つて國家今日の滅亡もなかつかもしらぬのです。つまり、かような大事件を見逃しましたために政黨の腐敗堕落を招き、政黨政治は一度落第の經驗をなめました。そのために軍閥の跋扈を來し、ひいて國家今日の悲境を來したのでございまして、裁判官は、なすところはりつぱに國家に關係しておるのでございます。
軍部少壮武官の蹶起もなくして濟んだかもしれません、軍閥の跋扈もなく、從つて國家今日の滅亡もなかつかもしらぬのです。つまり、かような大事件を見逃しましたために政黨の腐敗堕落を招き、政黨政治は一度落第の經驗をなめました。そのために軍閥の跋扈を來し、ひいて國家今日の悲境を來したのでございまして、裁判官は、なすところはりつぱに國家に關係しておるのでございます。
一般に貯蓄の精神が薄いから、資金の自己循環が困難でありまして、從つて國家的な援助なしには、漁民金融を完備することができません。この点から、漁民金融における根本的施策が定められなければならないのでありまして、資金面からする國家的援助は、庶民階級としての漁民に向けられなければなりません。この部面においても、民主主義の原則が徹底されなければなりません。
從つて國家の名において、あるいは全體の名において、あるいは公益優先主義の名において、個人、從つて個人の權利というものは、すべて從屬的にこれが扱われるということになつてきたのであります。しかしながら、健全な民主主義國家觀念から言いますと、個人が目的であつて、國家全體はその主段であるという觀點に立たなければならぬのであります。
從つて國家の財政がこの方面にあまりにも薄いということは常々痛感しております。そういう意味におきまして、いずれ豫算については厚生委員會で十分な御審議を得ると思いますが、われわれといたしましても、今の療養所の無料の患者が一人でも多くなるように、豫算の面においてそれを實現いたすようにいたしたいと思つております。
從つて國家の施策が時ありて株主層を包含する業會の利益と一致しない場合には、統制機構はその國家の施策の協力において、十分積極的でなくなる可能性があることであります。
それで無過失賠償責任は司法関係において、私人同士の間でも極く少数なんでありますから、從つて國家が更にその上無過失賠償責任まで負はなければならんということはどうかと思います。