1951-10-25 第12回国会 参議院 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号
從つて中共の側からの侵略もないということも我々は知るべきであると思います。このように北鮮において、共産主義者たちはどこにおいても、如何なる場合にも侵略行為をしていないと、出ていないと見るならば、これを以て、隙あれば日本に侵略して來るであるろ、それを侵略者であるという説は、これは、為にするいわゆる宣伝であつて、我々はこれにごまかされてはならんというふうに私は考えるわけであります。
從つて中共の側からの侵略もないということも我々は知るべきであると思います。このように北鮮において、共産主義者たちはどこにおいても、如何なる場合にも侵略行為をしていないと、出ていないと見るならば、これを以て、隙あれば日本に侵略して來るであるろ、それを侵略者であるという説は、これは、為にするいわゆる宣伝であつて、我々はこれにごまかされてはならんというふうに私は考えるわけであります。
從つて中共が全中國を支配するようになりますれば、輸出入品は戰前の日華貿易の量よりもあるいは増加はするでありましようか、日華事変前のような自由貿易への回復は、さしあたり望むことは困難ではないかと考えられるのであります。それに中共が中國の支配権を握りました場合の日華貿易の回復は、米國側でもこれを認める方に傾いておるという情報があります。
從つて中共の策動であるかどうかは非常に疑わしく、むしろ國民運動、國権回復運動という色彩をもつたものではないかという見方が、かなり多いのであります。 次に、昨年の十二月十日ビルマ独立法が公布されましてから、独立の準備を進めておりましたビルマ政府は、一月四日に完全な独立協和國として発足したことは御承知の通りであります。