1954-10-19 第19回国会 参議院 農林委員会 閉会後第13号
これは先般、御承知の通り全国酪農民大会というものが開かれて、これは生産者の立場においても是非とも国の大きな方針に従つて、酪農振興に努力して来た今日、一番隘路になつておるのはこれは牛乳が高過ぎるということなんです。
これは先般、御承知の通り全国酪農民大会というものが開かれて、これは生産者の立場においても是非とも国の大きな方針に従つて、酪農振興に努力して来た今日、一番隘路になつておるのはこれは牛乳が高過ぎるということなんです。
○森田豊壽君 私の質問もちよつと明瞭でなかつたかも知れませんが、私は今日我が国の農業政策の重要なる部分といたしまして、有畜農家特別措置法というようなものができておりまするし、従つて酪農振興法が今や出されんとしておるときであつて、酪農全盛時代が我が国に来たと言わなければならんと思うのでありまして、その際に既設の農業協同組合というものを、これを既設の農業協同組合のためにするという考えでなく、これを善用をいたしまして
従つて酪農振興法と有畜農家創設特別措置法とは決して相反するような法律とは考えていないのでありまして、両方を有機的に関連させまして、両方を運用することによりまして、初めて日本の酪農振興、特に草資源等に恵まれております地域における酪農が地について発展し得る、かような期待をいたしておるわけであります。
従つて酪農の振興は粉食の普及と両輪のごとく考えて行かなければならぬ。従つて日本の酪農を圧迫するような政策は断じてとれないと思いますが、今日のような粉食を急速に普及しなければならぬという場合には、ある程度の外地バターを輸入する必要もあろうかと存じます。それらは十分勘案してやつて行きたいと考えます。
事務的には一応農林省の考え方を聞いてくれたと考えておつたのでありまするが、この問題が閣議で論議をいたされまして、農林省の考えております点もわかりますけれども、一面又消費者の面から考えてみますると、安いバターが入ることによりましてバターの消費が増進することは、一面国民の食生活を改善する上に資する点があるのではないかと、従つて酪農家に与える影響を最小限度にとどめるということによつて、何か適当の方法でバター
まだ日本の酪農は、小平委員のおつしやるように発展の初期にあるのでありまして、従つて酪農方式も、農村におきましてはまだ十分徹底されておりません。従つて集乳費が非常にかかつたり、また酪農工場における処理費もかかるというような点、あるいはまた飼料等の対策も従来十分でなかつたというような点から、どうしても生産されるものが高いのであります。国際市場と比べますと、非常に高くなつております。
従つて酪農ということについては、いわゆる六大都市を中心にした近郊農業によつて、初めて酪農が成立つて行く、ただいたずらに有畜農業と申しまして、牛乳あるいはバターあるいはハムなりそういう生産に持つて行かなければならぬという、一つの理論をどこでも進めるというわけには参りませんので、その地方々々においてそういう酪農を進めて行きたいと思います。