1950-03-02 第7回国会 衆議院 大蔵委員会公聴会 第1号
従つて耕作面積のごきも、従来一町歩程度のものか、今では七反五畝に落ちている。このことは、いかに農業経営の高度化、科学化を考えましても、日本農業の宿命的な弱さであります。いわば敗戦の跡始末を一手に引受けておるというふうな形の農村は、何らかの特別の施策が行われざる限り、とうてい外国の合理的な高度化せられた農業と裸で太刀打ちすることは不可能であります。
従つて耕作面積のごきも、従来一町歩程度のものか、今では七反五畝に落ちている。このことは、いかに農業経営の高度化、科学化を考えましても、日本農業の宿命的な弱さであります。いわば敗戦の跡始末を一手に引受けておるというふうな形の農村は、何らかの特別の施策が行われざる限り、とうてい外国の合理的な高度化せられた農業と裸で太刀打ちすることは不可能であります。
従つて耕作面積は従来一戸当り一町歩平均程度でありましたものが、現在は七反五畝に落ちておる。この経営規模の縮小は如何に農村の科学化高度化を考えましても、この宿命的な土地の狭小ということは何としても打開できません。言い換えれば敗戰の国家的な苦悩である人口問題の整理を農村が一手に引受けておるという形であります。