1954-07-14 第19回国会 参議院 文部委員会 閉会後第1号
ですからそれぞれの項に従つて節約額がございますから、その節約額の範囲内で一応節約解除ということで途はあるわけです。その額がどうしても足らなくなつて来れば、これは予備金要求の形になつて来るわけです。予備金がまだ八十億ございますから、次の国会までには……。
ですからそれぞれの項に従つて節約額がございますから、その節約額の範囲内で一応節約解除ということで途はあるわけです。その額がどうしても足らなくなつて来れば、これは予備金要求の形になつて来るわけです。予備金がまだ八十億ございますから、次の国会までには……。
従つて、節約々々と言うけれども、それは過大に評価されているのではないかと思うのです。そういう点を私は今度の警察法の制定が、警察制度の改正によつて警察費を軽減というか、全部ではありませんが、相当大きなウエイトを以て考えられている。そういう面から見ると、一般に主張され、提案理由に言われておるように、そんなに実際には大きいのではないのではないか。
それから只今の能率化という点でございますが、国民の負担を軽くするというのでありますけれども、これも二本建のものを一元化するということになれば無駄がやはり省けますから、機構も当然簡素化され、人員も整理され、経費も従つて節約される、従つて国民負担も軽減される。これも平易に解釈しまして、やはり私もそのままうなずけるような気がするのであります。
○政府委員(鈴木俊一君) 今年度の地方財政計画を作る場合には、只今大臣から加瀬委員にお答え申上げました通り、国と地方が同じような緊縮で財政計画を立てる、従つて節約すべきものも同じような考え方を以て節約して行く、こういうことにいたしたわけでありますが、そのうちで地方の財政計画の上では先ず節約額というものを百二十億組んでおるわけでありますが、これは物件費、旅費については国もやはり一割程度の節約をしておりますので
むしろ、今日私ども地方財政計画を見ますと、一応中央並の節約を見ながら、さらにそれ以上の無理な削減が行われているんじやないか、従つて節約をしようといたしまする前に、無理な圧縮に対する反動としての力も働いておりますので、節約が自主的に行いがたいという状態に入つているのではないかと思うのであります。
しかしまたその職務の立場に立ちますと、もしここで下手に物件費を節約つすると、来年度の予算に響く、従つて節約しても損だ、それよりも全部料金に持つて行つた方がいい、こういう気持にもなつて参ります。従つてその点は、むしろ予算全体のわく、事業計画、たとえば百なら百の事業計画をいたしますために幾らという建前で、これをお認めになるような方式にお考えいただきますと、その点相当弊害が除去されるのではないか。
従つて節約要請されている額のうち、日本人労務に現われる面を極力減らそうとした米軍の首脳部の努力の跡は見えると考えております。
ただ地方財政計画の上に節約を立てなかつたのは、節約を立てるとすればそのほかいろいろ支出になお計上しなければならん分もあつたのであるが、そういう分の見合い、それから給与の関係の見合い、そういうものでそれらの支出はそれでは一応立てない、従つて節約も立てない、両方落すという形で地方財政計画の上には出ていなかつたわけで、実質的には節約は二度している。
あれが国会修正は、その上にさらに、これは人件費ではないが、一定の基準に従つて節約ができて来た、こういうことになつております。
昔の親任官に当る認証官というのが大臣を加えても五十八名もあるということでございますが、こういうところを減すというと相当給与だけではございませんで、旅費の点においても或いは自動車の費用や何かも皆くつついて節約になるのでありまするからして、従つて節約というものは大きいと思うのです。小さいところばかりを御節約になるのでは物足りないように私は考えます。