1954-05-06 第19回国会 参議院 厚生・労働連合委員会 第1号
○吉田法晴君 従来社会保障制度につきましては、勧告もあり、憲法の精神に従つて、まあこの点についての憲法を尊重せられようとするかどうか知らんのでありますが、少くとも従来は、憲法の精神に従つて社会保障制度を完備して行きたいと、こういう答弁は、吉田内閣によつても踏襲せられて参つたと思うのであります。実際には、社会保障制度についてなかなか前進をしない。
○吉田法晴君 従来社会保障制度につきましては、勧告もあり、憲法の精神に従つて、まあこの点についての憲法を尊重せられようとするかどうか知らんのでありますが、少くとも従来は、憲法の精神に従つて社会保障制度を完備して行きたいと、こういう答弁は、吉田内閣によつても踏襲せられて参つたと思うのであります。実際には、社会保障制度についてなかなか前進をしない。
従つて社会保障制度には慈善事業的な感覚というものは、今後一切払拭をしなければいけない。また経済が不安であればあるほど、国家補助をもつて最低生活を保障し、同時に社会保険をもつて経済の不安から来る脅威を除こうというのが、社会保障の考え方の中心になつて行かなければならないと私は思う。
現在健康保険法の適用外に置かれておりますところの日雇い労働者及びこれに近い人々は、勤労者としての生活保障あるいは身分保障という点においてはまことに不安定な状態にある人々でありまして、従つて社会保障制度という観点から最もこれが徹底をはからなければならない階層であるのでありまして、今回日雇労働者健康保険法を制定して、これらの人々に対する健康保険制度を新たに設けるということは、まことに適切なる措置と存ずるのであります
従つて社会保障制度は日本経済の上昇あるいは下降ということと相並んでお考えになるということは、これは少し見当違いではないか。そういうことであれば、いつまでたつても社会保障制度というものは現政府によつてはできないと断定せざるを得ないのであります。
従つて社会保障制度審議会のこの意見というのは、いわゆる諮問機関として扱つていいかどうか、或いはこれは尊重するという尊重の仕方というものは、どうあらなくちやならないか、これは更に申せば、この審議会と国会、或いは政府、そういうものとの関係を大臣はどのようにお考えになつていらつしやるか、この点を先ず承わりたいと思います。
従つて、社会保障制度的な感覚におきましては、今お話のございました大将の足一本も兵卒の足一本も同じような考え方をされてもさしつかえない、かように考えます。
従つて社会保障制度審議会の答申も、ございましたが、今回の恩給は先ほど来たびたび申上げております通り、画然たる厳格な意味での既得権ではありませんけれども、やはり潜在的な既得権であり、普通の社会保障制度と同様に考えるべきものではないのであります。
従つて、社会保障制度をどの範囲において、どういう程度において、どういうふうにやつて行くかということにつきましては、まだ私も今折角検討中でありますから、皆さんのお教えを乞いたいのであります。理論的と申したのは、さような点を中心にいたしまして、今私は社会保障制度を研究いたしておるのであります。
また兵卒の方は、今日の状態から申しますると、ただ恩給だけではやはり食つて行けません従つて社会保障制度とあわせてやつていただかぬければいけない、こういうふうに思います。さきに国会を通過いたしました扶助料の問題でも御承知の通りに、両親でございますれば、五千円なのです。それではまつたくいかぬのでございます。
その後何ら政府の施策においては誠意の見るべきものがなく、従つて、社会保障制度審議会はたまりかねて第二次の勧告を発しておるのであるが、一体吉田内閣は、社会保障制度審議会の勧告を尊重して、具体的にいかなる責任ある措置を講ぜんとするのであるか、勧告の取扱」について、またその見通しについでの明確なるお答えを、総理大臣みずからお伺いしたい。
従つて社会保障制度の基本原則等におきましても、国の責任においてやらなければならん部分が逐次増加するという考え方で、向うの非難等も出かかつておるというこの場合に、国の事務と地方の事務の分離という研究は当然あなたの方でなさるわけですが、それが公の議に上つて来る前に一つの試案が……厚生行政が大分地方に行つてしまうのだという記事が全国に流れて行く場合におきましては、下部の都道府県なり市町村が、今一生懸命やらせようという
従つて社会保障制度としても、いわゆる大内教授の、国民病としての結核について、国の大きな責任において撲滅をはかるということについては、われわれもまつたく同感であります。ただしかし、今おつしやいましたような、国家で結核の問題を取扱われるということは、われわれ結核と数十年とつ組んでいる者としては、きわめて遺憾なのであります。結核は国民病と申しまするが、結核の原因は、もうその国の経済機構にある。
従つて社会保障制度審議会において審議されておりますところの、たとえば厚生年金保險制度というような、これは現在の俸給生活者が職を離れました場合における、いわゆる社会保障制度でございますが、これが改められまして、どういうような制度になるかということは、まだはつきりしたことを申し上げるまでに至つていないのであります。