1954-05-13 第19回国会 参議院 法務委員会 第35号
従つて基本的人権は公共の福祉によつて軽々しくというか、容易に制限されるものだということにはならないと思いますが、あなたの考えを伺つておると、つまり同じレベルのものだというふうになれば、公共の福祉というものに出あえば基本的人権というものは制限される場合が五分々々くらいのような感じがして来るんですが、それはどうでしようか。
従つて基本的人権は公共の福祉によつて軽々しくというか、容易に制限されるものだということにはならないと思いますが、あなたの考えを伺つておると、つまり同じレベルのものだというふうになれば、公共の福祉というものに出あえば基本的人権というものは制限される場合が五分々々くらいのような感じがして来るんですが、それはどうでしようか。
そういことになるのは、伊藤が悪かつた、或いは下ノ村が悪かつたために、その会社が破綻をしただけであつて、今後菊川孝夫がやるということにしたつて、それは正しいことをやれば、これは契約自由の原則によつて制約は受けないということになるんですが、従つて基本的人権を制約する上においては、全般が悪ければ別ですが、その事業そのものは決して悪いものじやないということで、契約の自由を保障しておつたやつが、俄かに伊藤が悪
従つて基本的人権を侵すことのできない永久の権利に持ち上げて、これと同時に国民はこれを濫用してはならない、常に公共の福祉のために利用する責任を負わされておる次第であります。この憲法の精神は刑事訴訟法の第一条に殆んどそのまま受け入れられておりますし、警察法の第一条にもやはり警察の立場からこの憲法の精神がそのまま受け入れられておるように思うのであります。
従つて基本的人権を制限するような立法を作つてもらいたいと国会に願つている。このような恥ずべき政府がありましようか。このような政府はすでに国民に対してこの権力を返すべき時期が来ているのであります。
従つて基本的人権を侵害するということは、憲法上許されることではないと思うのであります。ところで憲法の第十二条、第十三条によりますというと、基本的人権を濫用してはならん。公共の福祉にこれを利用しなければならん。それから又基本的人権は公共の福祉に反してはならないということが規定してあるのであります。
そういう点から考えまするならば、私が先ほど来繰返して確かめておる、この政府の転覆というようなものについては、いわゆる主権が天皇から国民の手に移されたという憲法が確立され、従つて基本的人権、国民、人民の福祉をその背骨として確保せなければならない大精神から——精神じやありません、憲法の明文から言うならば、先ほど来のあなたの説明では、偉大なる、革命的な国家の基本組織あるいは基本秩序の大転換ということについて
従つて基本的人権というものは、全体の利益のために用いられるということが、本来の基本的人権そのものの性質であり、本質でありますから、この本質を生かすために、公共の福祉の見地に基きまして、基本的人権の行使が全体の利益のためになるという、そういう線に内容づけて行くというのが、この基本的人権に関する法律の根本観念であります。
〔調査員朗読〕 言論、出版、集会、デモの自由保障に関する請願 請願者 全日本印刷出版労働組合代表者 川合益次郎外二名 紹介議員 岡田 春夫君 請願の要旨は、ポツダム宣言と憲法に従つて、基本的人権として保障されている言論、出版、集会、デモの自由を尊重し、人民弾圧の諸法令を撤廃し、すべての人民に政治的自由を與えるよう請願する。
従つて基本的人権を重要視するという点が最も大事なことであります。併し争議権というものを剥奪するために、仲裁という強制的な、裁判的なものが法によつて設けられた、併しながらそれは飽くまでその法律ができた精神は、基本的人権の上に乘つておるということを忘れてはならない。
また人権擁護の方についても、やかましく言えば、だれにしても憲法の精神に従つて基本的人権を守る点において、異議はないと思うのでありますが、実際問題として意見がわかれるにしても、野党側では意見が一致する問題が多いのではないかと考えられますので、この点についても、野党各派で話し合つて、趣旨弁明者その他についても折り合う用意があります。