1954-12-03 第20回国会 参議院 図書館運営委員会 第1号
従つて国立国会図書館の経費を少しばかり節約することによつて得るところと、全国の公共図書館の経費がそれによつて膨脹することによつて失うところと考えてみれば、質から申しましても量から申しましても不経済極まることであります。
従つて国立国会図書館の経費を少しばかり節約することによつて得るところと、全国の公共図書館の経費がそれによつて膨脹することによつて失うところと考えてみれば、質から申しましても量から申しましても不経済極まることであります。
従つて国立国会図書館がなされることは、場合によると全国の図書館にも影響なしとしないという点もあるのじやないか。それから或る部分的な問題についての解決の方法ということから原則的な点にだんだんひびが入つて来るというふうなこともあるのじやないか。
どうか一つその点で、こういう全国で一カ所で早く合理的にそういう仕事ができれば、全国のあちこちで同じ仕事をやつたりするのをここでやるようになれば、そういう不経済がよほど解決されるという点は十分御承知と思いますが、予算関係の場合は十分御主張下さつて、国立国会図書館が一億使うことによつて全国民の負担においては百億も節約されることがあり得る、それらの実例を十分お示し下さつて、只今御指摘下さいました御趣旨に従つて