1954-04-03 第19回国会 衆議院 水産委員会 第22号
従つて原油を精製いたします場合は、ほとんどが高級用のものがつくられるということは当然なことになりますので、二百三十三万キロリツトルの重油がこの原油精製によつて出るというふうにおつしやつておられるわけなんでありますが、この精製過程において高オクタン価の高級油がより多くとられるということになつて参りますと、当然重油というようなものの製品は量として低下して来るのじやないか、こういうことが一つ心配されるわけなんであります
従つて原油を精製いたします場合は、ほとんどが高級用のものがつくられるということは当然なことになりますので、二百三十三万キロリツトルの重油がこの原油精製によつて出るというふうにおつしやつておられるわけなんでありますが、この精製過程において高オクタン価の高級油がより多くとられるということになつて参りますと、当然重油というようなものの製品は量として低下して来るのじやないか、こういうことが一つ心配されるわけなんであります
従つて原油の今日の供給状態がきわめて潤沢であり、熱意をもつてアメリカの五大石油が供給をしようと努力している事実から行けば、必ず安くなるのが当然であります。この安くなつた石油を日本に入れて競争のできる生産能力の標準單位にある四日市を運転しますと、この一工場のあるおかげで原油を安閑として高値に自分の投資会社に売ることができなくなるのであります。
従つて原油処理能力も実質上はもう百パーセント握られておる。こういうような問題は、日本の立場からいつてきわめて重大である。従つて今後の問題として、いたずらに外資導入をして、またまたその支配力を増強させるというようなことは、少くも日本人としては考え得べからざることである、こういう重要な御発言があつたと思います。
またこのときある程度制約される部分は、南方、近東に近づくに従つて原油の産地に接近するのでありますから、自然われわれの輸出する区域は支那大陸とか朝鮮とかいう方面に制約されるのではないか、原油の出る場所、石油生産基地よりも遠隔の地に持つて行つて販売する以外に販路は成り立たないのでありますから、それらの目標を期待しておりますが、しかし現状においては日本の生産力は、将来の再軍備あるいは経済復興の民需の上から
従つて原油を輸入した場合において、その操作によつては軽油も出て来れば、揮発油も出て来る。或いは重油にもなるということですね、さような場合において資金の運用を一本にまとめてやつて行くということが極めて妥当なやり方ではないか、かように思うのであります。自動車の点についても同じようなことが或いはあるのではないか。
従つて原油を一〇%といたしますならば、体系上から申しましても石油コークスはもつと高い率であつてしかるべきである。こういうことも考えられるのでありますが、われわれはコークスの中にこれを一本に入れまして、そうして五%を適用して行くというふうな考え方をとつたわけであります。
従つて原油の値段というものはしばしば御改訂になつて、お上げになるだろうということは必至だと思う。そのたびに、従価税は一〇%でありまするが、じやんじやん上る。ところが帝石が国内で生産するのに、太平洋あるいはインド洋のタンカーの運賃が上つたところで、何ら関係がないのに、どんどん手厚い保護の率が増して行く、こういうばかなことが一体あろうか。
従つて原油の値段を上げざるを得ないじやありませんか。そうするとテン・パーセントの関税の絶対額が大きくなる。それだけに帝石の保護というものは非常に厚くなる。それまで見通してテン・パーセントをおきめになりましたか、こういうことを伺つておる。
従つて原油につきましては、どうしても積極的な増産対策を講ずる必要があるという点は、これはもう殆んど一致した意見でございまして、さような面におきまして、一方では一割かけることによる影響面からの反対も率直に申上げまして、相当あつたのでございますが、大蔵省としましては一割程度の関税率にするのが妥当であるのではないか、こういう結論に到達いたした次第でございます。