1953-07-22 第16回国会 衆議院 外務委員会 第18号
従つてフィリピンにおける全然予断できない将来の政治的な結果というものに対して、ある種の予断をいたしまして、その上で何か考えるということにつきましては、わが政府はこれをとらないのであります。またよしんば総選挙後にいずれの党が勝つといたしましても、先ほど私が御説明申し上げましたように、上院におきまして三分の二の多数を得なければ、サンフランシスコ平和条約というものの批准が達成されないのであります。
従つてフィリピンにおける全然予断できない将来の政治的な結果というものに対して、ある種の予断をいたしまして、その上で何か考えるということにつきましては、わが政府はこれをとらないのであります。またよしんば総選挙後にいずれの党が勝つといたしましても、先ほど私が御説明申し上げましたように、上院におきまして三分の二の多数を得なければ、サンフランシスコ平和条約というものの批准が達成されないのであります。
従つてフィリピンにおける沈船の所有権と、ただいま別に問題になつております旧南洋委任統治における沈船の国際入札の問題と、両方あわせて御答弁願いたいと思います。
従つてフィリピンが共産化して行くというようなことはまあないということも、私は自信を持つて考えて来ました。その反面に、今の排日感情が強いということです。 そこで、モーンテンルパの牢屋に半日ほど二へん行きまして、皆さんと会つてよく懇談しました。
また行政協定中にある裁判管轄権につきましては、米比基地協定及び北大西洋条約に基く協定に比較してどういう点が違うか、また何ゆえ北大西洋条約の方式を採用しなかつたかという点のお尋ねでございまするが、御承知のように、米比協定に基く裁判管轄権は、比島内にある、かなり大きな米国の基地につきましては、この中では米国の裁判権が排他的に行われる、従つて、フィリピン人も、第三国人も、米国人も、いずれもこの基地内では米国
従つてフィリピンとの貿易関係についても、かなりこれが支障になつておることも事実だと、私は考えておるわけであります。今後日本の輸出貿易をいたします上にとつて、この相手のフィリピンの市場というものがきわめて重要であることは言うまでもない。ところが依然として戰争以来の対日感情が非常に険悪をきわめておつて、日本人が行きましても、夜分などマニラの市街は見物などができないというようなほどに悪い。