1951-05-18 第10回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第7号
徐祐相が根室町警の者につき添われまして、釧路の刑務所の方へ参る途中において所在不明になつたというようなことにつきまして、当方面隊の本部としましては、何か途中において事故があつたのではないかというような非常な心配をしまして、とりあえず釧路市警並びに沿道の各警察署に手配をしました。
徐祐相が根室町警の者につき添われまして、釧路の刑務所の方へ参る途中において所在不明になつたというようなことにつきまして、当方面隊の本部としましては、何か途中において事故があつたのではないかというような非常な心配をしまして、とりあえず釧路市警並びに沿道の各警察署に手配をしました。
○内藤(隆)委員長代理 それから徐祐相の身柄を根室から釧路へ護送の途中、連行の根室町刑事二人が行方不明となつたという情報によつて、全道に捜査手配をしたと聞いておりますが、その間のことを御承知なら簡単にどうぞ。
○鍛冶委員 いま一つ、徐祐相事件について、あなたは行方不明になつたのを尋ねておることだけ証言せられたが、そのほか関係されたことやら、知つておられることはありませんか。
○山口(武)委員 徐祐相が保釈になつたということになつておるのですが、この保釈につきましては、警察の部長が保釈金一万円を出しておる。それから身元引受人というものも正常の状態ではない。それからこのことに関しては、ある方面でも、検事も事情を知つておるのだというようなことを言われておりましたが、元来保釈というものはそういうことでやるものではないだろう。どうも普通の保釈とはこの保釈は受取りがたい。
○篠田委員長 その徐祐相を釈放するのに一万円の保釈金はその巡査部長が出したとしても、身元引受人というものはなかつたようだが、それは巡査部長が自分で身元引受人になつて、自分で金を払つて徐祐相を保釈したのですか。
○山口(武)委員 それはこの徐祐相というものを使つて次に事件を発展させるというような、徐祐相に対する利用価値の問題を考えてなされたとしか考えられませんがどうですか。
○篠田委員長 窃盗事件の判決を受けた徐祐相は日本共産党の秘密書類の所在を知つておるというので、根室町の警察の刑事が二人つき添つて茨城県に連行の際、当人は行方不明となつたということになつておるのだが、それはどうですか。