2012-08-22 第180回国会 参議院 決算委員会 第7号
それで、むしろ日本のマスコミから取材をさせてくれという要請もありまして、日本のマスコミだけではなくて、中国のマスコミも含む外国メディアも含めて五十五名ほどを「いしがき」という巡視船の後部甲板に乗せまして、そこから取材をさせたというものであります。
それで、むしろ日本のマスコミから取材をさせてくれという要請もありまして、日本のマスコミだけではなくて、中国のマスコミも含む外国メディアも含めて五十五名ほどを「いしがき」という巡視船の後部甲板に乗せまして、そこから取材をさせたというものであります。
現実に我が方のマスコミも中国側で取材をしておるわけでありますので、そこのところを制限するわけにはいかぬと思っておりますが、先ほど申し上げましたように、混乱が生じないように、むしろ後部甲板に区画を区切ってその中で、コントロールした中で取材をしていただいたと考えております。
そこでその後機関長などが後部甲板からゴンドラをおろしまして水中めがねで中をのぞいたわけでありますが、その結果、推進器、スクリューが両方についておりますが、右のほうの推進器についております四枚の羽根全部が根元から切断されたように折れてなくなっておるということが判明いたしました。左の推進器は故障を起こしておらない、異常がないということであったのであります。
その結果、第一伸栄丸は右舷の後部甲板のところに直径約一メートルの穴を三個、また船員室がほとんどこわれたのが二つ、それから破損が一つ、士官室の全壊が四つ、その他に損傷を受けて、多少出火したようでございます。その際に、乗り組み員二人がかなりのけがを負いまして、そのために、ただいま申し上げましたように、船長の判断によりまして、デカストリ港に引き返していった。
しかるに、七月十四日十一時三十分、北緯十四度十六分、東経百五十三度四十四分、ちようどこれはエニウエトク環礁から西方約五百海里の地点にありますが、そこにおいて、後部甲板上より放射能三千七百カウントを検出いたしまして、なお漸増の傾向がありましたので、危険を感じまして警戒航行に入つたのであります。十二時三十分、諸般の事情を勘案して、状況の好転するまで南下することにしたのであります。