1994-11-09 第131回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
また、高度成長期に後進部門を保護するために行われてきました諸施策が継続されまして、それが内外価格差という問題をもたらしております。 第二の構造変化でありますアジア新興国の台頭によって競争環境が著しく変化いたしました。これよって生産拠点の海外展開、輸入物価の低下が加速しております。
また、高度成長期に後進部門を保護するために行われてきました諸施策が継続されまして、それが内外価格差という問題をもたらしております。 第二の構造変化でありますアジア新興国の台頭によって競争環境が著しく変化いたしました。これよって生産拠点の海外展開、輸入物価の低下が加速しております。
今後とも賃金格差を縮小させていくためには、基本的には後進部門の経済力を高めることが必要でありますとともに、労働政策の面でも労働市場機構の整備充実をし、労働力の流動性を高め、需給関係のアンバランスの是正につとめることが必要であると考えておるのでございます。
この組み合わせをいかにはかるかということは、かかって農業者の主体的な創造力というものにかかることでございますが、何しろ農業というものは国民経済の中の非常な後進部門でございますので、やはり何らかの意味での国民経済負担が必要であるということは、これは言うをまたないと思います。その国民経済負担と申しますのは、一つは財政負担であり、また消費者の負担するところの農産物価格ということに相なりましょう。
こういった今日の国民経済のもとに後進部門の合理化にはよほど強力なてこ入れをしなかったら効果がございません。経済体制の均衡を保つということもできません。金融面での景気抑制政策の反面に、こういった財政面からのてこ入れ政策が必要であります。 さらに、硬直化対策のやり玉にあげられて大幅な削減を見ました社会保障、教育、住宅建設、こういった公共事業費について、一言いたします。
それからもう一つ言われておりますが、そういう金融の見通しの中で、今後は先進部門、先導部門中心から、後進部門を含めた成長でなければならない、それが高度成長の行き過ぎに対する均衡のとれた成長、安定成長である、中小企業の近代化を進め、大企業重点ではなくて、農業部門やそういう部門もよくしていかなければならないという御意見でございますね。
こういう意見の圧力が強くなっている一方、今度は、銀行局長がいなくて悪いのですが、澄田さんが言っていることは、今後の金融の流れは、先進部門、先導部門中心から後進部門も含めた成長でなければならない、大企業重点のみならず、中小企業近代化を進めなければならぬ、農業、流通業も大切にしなければならぬと言っています。
共同化は一般に成長部門で進んできたが、後進部門にも最近及んできた。今年は私のところでは労力の関係で、農繁期の水田作業の共同を行なうことにしているが、水田共同化のあり方としては、現在の耕転機では経済性も少なく、労力関係からも二十ヘクタールくらいの規模が必要であろう。いずれにしても、共同化は部門別に進める必要があり、二・五ヘクタールの自立経営は過小規模である。
重点の第二といたしましては、内外における農産物需給の動向に即応しつつ農業経営の近代化とその企業的育成をはかることを目標として、後進部門である畑作の改善と、成長部門である園芸及び畜産の振興をはかることに重点を置くことにいたしました。
重点の第二といたしましては、内外における農産物需給の動向に即応しつつ農業経営の近代化とその企業的育成をはかることを目標として、後進部門である畑作の改善と成長部門である園芸及び畜産の振興をはかることに重点を置くことといたしました。