1993-10-27 第128回国会 衆議院 規制緩和に関する特別委員会 第3号
後進産業の生き残りに手をかす規制も構造改革をいびつなものにします。これらの理由ゆえに、私は、徹底した規制の撤廃を行って、製造業が何とかして日本に残る基盤をつくることが必要だと主張しておるのであります。 規制緩和の必要性についてはそのほかいろいろ言われております。四つほど挙げてみます。 一つは、新事業展開への道を開く、今私が申し上げたことです。
後進産業の生き残りに手をかす規制も構造改革をいびつなものにします。これらの理由ゆえに、私は、徹底した規制の撤廃を行って、製造業が何とかして日本に残る基盤をつくることが必要だと主張しておるのであります。 規制緩和の必要性についてはそのほかいろいろ言われております。四つほど挙げてみます。 一つは、新事業展開への道を開く、今私が申し上げたことです。
高度成長期に果たした財政の基本的役割りというものは、むしろ後進地域や後進産業に対して断片的で後ろ向きの所得補償を行うところにあったのじゃなかろうかと私は思っております。高度成長は重化学工業や輸出志向産業を核として、民間経済部門の急速な拡大によってもたらされたものだと私は思っております。
○政府委員(加藤隆司君) 最初の高度成長下における財政の特徴の問題でございますが、大変傾聴すべき御意見でございまして、繰り返しになりますが、大企業優先である、あるいは大プロ中心であるというような御意見もございますが、ただいま御指摘のような地域間の所得配分、あるいは後進産業部門に対する所得移転というような観点に特色があるんではないかという御指摘でございますが、このような御意見もあることは承知しておりますし
一切の付帯事業、そういったようなものも、相当高度な協業化を推進するということが、いま最後に残された一つの手ではないだろうか、そういうことが地方では相当言われておりますが、とかく資金その他いろいろな問題から制約がありまして、それが実現性は非常に乏しいのですけれども、そういった方面には、資本金が相当大きくなりますので、五十万円以上になることはもちろんでありますが、その方面には地域開発、ないしはそういう後進産業
元来綿紡というものは、労働集約産業の性格が非常に強いものでございますので、労働条件がわが国に比べまして比較的に低い後進産業国、すなわち香港であるとか台湾であるとか、あるいは近くの韓国など、労働条件の低い国に対しましては、ある品種、たとえば綿糸であるとか、あるいは生地綿布であるとかいうような、こういう粗筆的な製品につきましては、漸次競争力が困難になりつつあるというのが実情でございます。
しかし、日本の力で外国の後進産業まで助けるという余力があるならば、日本の零細企業、中小企業にして生産設備が高度化しない部門に対する援助その他は、当然日本人としては行なってしかるべきである、かように考えるものですが、この点、あなたも後進国は助けなければならぬ、日本は高度化して生き伸びるんだと先ほど前提条件をおっしゃった。
それ自体が後進産業の典型的なものでありまするから、そういう見地から考えてみましても、やはりここは相当大きな構想をもって対処する、もしくはしない、一斉転業可なりというようなことにするのか、それとも遠洋漁業なんかに持っていくということにするのか、数十万戸の漁業者の現在と将来というものは暗たんたるものがあると思うのです。
同時にまた、時期を失しますとそれがはね返る、生活、経営等への被害はさらに倍加するようなこともありますので、したがいまして、そのようなきわめて弱体な特殊な後進産業に従事しておる者が対象になってきますので、その点はお抜かりないことと思いますけれども、格段の御留意をお願い申し上げたいと、こう思うのであります。
結局先ほど申しましたように、近代産業と原始産業というものを今のままの姿では均衡をとることはできませんから、優秀な近代産業あるいは富めるものと申しましょうか、というものの力によって後進的な産業を育成していく、富めるものの負担において、富まざる後進産業を育成していくということが政治的な一つの政策の中に現われていかなければ、国民の四割も保有する農民人口の生活を安定することはできないと思うのであります。
貿易自由化で国内の後進産業の保護育成は関税だけに頼らなければならなくなるが、関税政策をどうするつもりであるか。自由化実施の具体的な段取りはどうであるか。またわが国の外貨準備がどれくらいになればIMFから貿易制限の撤廃を勧告されることになるのか。」
さようなことから考えまして、農林省といたしましては、生産性の向上、すなわち、土地改良政策でありますとか、あるいは後進産業の開発の問題でございますとか、いろいろやりますが、しかし、同時に、こういう施策とあわせまして、農業経営の集団化、共同化という政策を進めなければならぬというふうに考えておる次第でありまして、ただいまお尋ねがありましたが、農業法人の問題、この問題も、さような考え方の一連の問題といたしまして
そういうことになった場合に、現在の後進産業である農業、あるいはこれに関連する、日本の開発に関連することは、私は総くずれにならざるを得ないと思うのです。今度国土開発と銘打って、縦貫自動車道路ができて、これはすでに着手をしておる。ところが、私どもの見たところでは、国土開発と銘を打っておるのであるから、少くとも日本の産業地理がこれによって変ってくる、産業立地もこれによって変ってくる。
ですからケース・バイ・ケースで片づけるということで今日までやってきたことが、非常に地方住民とこういう不祥事件を起してきた事実にかんがみて、この水産資源保護法で省令、規則が作りにくいとしたら、やはり早く水質汚濁防止法というものも作らなければいかぬし、すでにこういうことで、ことに近代産業と後進産業の漁民との力関係からいっても、なかなか法律ができても、こういう問題が起きやすいのです。
もっと真剣に農民や農業等の他の関係とよく調整をとっていく、そして総合的に日本の国土を建設し、美化し、これを発展せしめていく、こういう建設省の大きな——農林省の後進産業を指導する官庁と違って、大きな、一つの高い見地から他との調整緩和をはかり、総合していくというところに建設省の任務があると思う。それを一つの既存の法律をたてにして、これはこうだ、これはああだと言うような態度は、今後あってはならぬと思う。
特に国家が明治政府以来非常な援護政策をとってきた一般の後進産業から一〇%程度の負担金を取るわ、利息を取るわということは妥当を欠いておる。少くともこういう問題については十分にお考えになる必要があると思うのです。これはただ単に事務当局の御判断のみならず、一つの国の農業施策、あるいは他の大事な電力資源を確保し供給の道を開いていくという点において電力開発の必要性は私どもよく認めておるものであります。
日本よりもおくれている後進産業国が、日本が二歩進む間に五歩ずつ進むということになれば、やがて日本は追い越されていくわけで、国際競争で落伍者にならざるを得ない。国内におきましても、一つの産業が立ちおくれておりまするならば、ほかの産業にとってかわられる、こういうような問題も起きてくるわけであります。
むしろ後進産業としての日本の農業は、もっと国家が干渉していって、民主的血気持を助長しながら国家が干渉——と言うと語弊がありますが、国家がいろいろと指導を加え、計画性を与えていくのが、私は現在の日本の農業政策の根幹をなす問題だと思う。 ところが一方において政府は、このごろ通産省あたりから意見が出まして、独禁法緩和が盛んに論じられておる。
○苫米地義三君 今材質の問題が出ましたけれども、日本の自動車というものはまあ後進産業でありますから、どうせ従来の大量生産におっつくわけにはいかない。だからそれを避けるには、日本独特の、どういうところに特色をおいた自動車を作るかということが一つのポイントじゃないかと思う。
○井上委員 それから今一つ大蔵当局にお願いしておきたいことは、農業共済基金制度の拡充に伴う農業共済保険制度全般に関する問題でございますが、この制度は、非常に寡小にしてかつ原始的な農業生産にいそしんで生活しているわが国農業の非常な脆弱性といいますか、特に後進産業として都市と大規模産業にいつも隷属しているということから、しかも天候に支配されるという特殊な産業として、一種の社会保障の意味合いが多分に含まれている
そこで政府は、今この後進産業に対して補助金政策あるいは奨励金政策、あるいは助成政策というものを大幅に取上げて今日までやつて来た。それがすなわち言葉をかえて言うならば食糧増産の基本方策であり、食糧増産をして行くということは、一定の地域から絶対量がふえて行くことでありますから、結局コストが下るということになる。
私どもが関心を持つておりますのは、後進産業としての日本農業に及ぼす影響が非常に大きいので、この点非常に心配もし、かつ政策料金制の復活等農業に対する特別措置をぜひ講じてもらいたいという念願をかねがね持つておるわけでありますが、今のお話によりますと、政策料金制の復活は困難であるが、何らかの緩和的な措置を考究中である、こういうお話でありますので、よく御研究を願うこととし、会期もありませんが、もしでき得るならばこの
そういつた面から政府は、補助金をやめて少くとも融資をやつて行くという基本方針を大体とつておられるようでありますが、農業のような原始産業といいますか、後進産業の場合には、年一回の資金回転で、しかもそれが天災地変にあえば元も子もなくする。市中銀行からも見放されておる。市中銀行は当初においてはうまいことを言いますけれども、確実なもの以外にはなかなか放出しない。