1973-06-26 第71回国会 衆議院 法務委員会大蔵委員会商工委員会連合審査会 第1号
株式会社がマンモス化してまいりますにつれて国民生活に非常に大きな影響を与えておることは事実でございますが、まず初めに私、法務大臣にお尋ねしたいのですが、そのくらい重大な影響を与えつつある株式会社の粉飾決算の場合におきましても、代表取締役が、後藤観光株式会社の商法違反、背任で懲役二年六カ月、四年間の執行猶予、富士車両株式会社が懲役一年で一年間の執行猶予、山陽特殊製鋼は目下神戸地裁で係属中でありますが、
株式会社がマンモス化してまいりますにつれて国民生活に非常に大きな影響を与えておることは事実でございますが、まず初めに私、法務大臣にお尋ねしたいのですが、そのくらい重大な影響を与えつつある株式会社の粉飾決算の場合におきましても、代表取締役が、後藤観光株式会社の商法違反、背任で懲役二年六カ月、四年間の執行猶予、富士車両株式会社が懲役一年で一年間の執行猶予、山陽特殊製鋼は目下神戸地裁で係属中でありますが、
いただいた資料の中で、「粉飾決算事件一覧表」でタコ配当金額を見ていきますと、これは印刷されて出ておりますから、もう裁判の結果が出ているわけですから申し上げますけれども、後藤観光株式会社は一千百万円、富士車両株式会社は七億五千六百万円、山陽特殊製鋼、これは粉飾決算で会社更生法にかけた、当時有名になった会社ですけれども、十四億八千五百万円、大阪土木株式会社は一億四千二百万円、北海興業株式会社は五千六百万円
○高橋説明員 従来もその点は御説明しましたが、これを簡単に要約いたしますと、不動信用金庫は最後の段階におきましては、いってみれば後藤観光株式会社のためのトンネル機関みたいなことになっております。検査によってその事実がわかりました。信用金庫協会、信用金庫の方々全部の意思を統合したところでいえば急激に悪くなったわけでありまして、後藤観光株式会社が経理上急激に悪くなった。
「昭和三十八年十一月七日付関東財務局長向井正文殿宛後藤観光株式会社よりの上申書は、同表紙だけを見せて、同文中にある別紙明細書の内容は提示しないまま捺印を求めたものであることを認める。」これは当の不動信用金庫の理事長が、実際はとにかくつくれ、こういうものだからつくったのだ、内容は示さなかったのだ、そして捺印を求めたものであるということを自分で告白している文書であります。
不動信用金庫の預金が短期間に激増した、昭和三十八年五月から昭和三十八年九月までに激増したということから、関東財務局が疑問を持って昭和三十八年十月に検査に着手した、その結果後藤観光株式会社に対する不当融資約十三億円と得人預金があることを発見をした、後藤観光が倒産したことから端を発して、十月ごろから事実上の支払い停止状態となり、自来不動信用金庫の収拾問題に、大蔵省筋の要請もあって、全国信用金庫連合会、全国信用金庫協会