1972-06-02 第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第31号
○後藤田政府委員 モーテル営業について、旅館業法で規制したらいいのではないかというまず第一点の御質問でございますが、私、ただいまの御意見にいささかも反対するところはございません。
○後藤田政府委員 モーテル営業について、旅館業法で規制したらいいのではないかというまず第一点の御質問でございますが、私、ただいまの御意見にいささかも反対するところはございません。
○後藤田政府委員 先ほど来の門司先生からの御意見は、縦割り行政の一つの弊害の面での御指摘と、いま一つは、人間の本質に根ざしたものを取り締まるのでは、だめではないかという御趣旨の御意見だと承りましたが、いずれも私ども考えなければならぬ点を含んでおると思います。
○後藤田政府委員 先ほどの御質問にも関連をしておるわけでございますが、私は、御意見としては反対ありません。ただ、その場合には、モーテル営業の規制がやはり旅館業法によらざるを得ないと思いますが、風営法の所管というものが公安委員会所管であるときまっておる以上は、その事務の所管はやはり公安委員会にならざるを得ない。
○後藤田政府委員 だいぶ形式的、法律的な御議論でございますが、もちろん、法律的には本部長を通じてやるというのがたてまえでございます。また、この種の事件は本来地方的な問題でございますので、私どもがかれこれ言うということは、よほどのことでなければ申しません。ただ、問題が表現の自由に関連をするもので、しかも、これは一警視庁の問題ではない。
○後藤田政府委員 それはもう御説のとおりでございます。警察は政治的な中立を堅持するわけで、国民のための行政をやるわけですから、どのような知事がおろうと、双方の間にいざこざがあってはいけない。これは御説のとおりでございます。しかし、これは、双方相手のあることですから、当方がそういう態度でおっても、相手が毛ぎらいせられたんではどうにもならぬということもございます。
○後藤田政府委員 今回、私どもが、警備業法案として規制の対象にとりあえずいたしたいと考えております業務は、端的にいえば、物理的な力といいますか、有形力といいますか、そういったものによってガードする、これが今日一番社会的にも問題になる事案を起こしがちである、こういう点を対象にして規制をしよう、さしあたりそういうことで発足をいたしたい、かように考えております。
○後藤田政府委員 御意見はよくわかるわけでございます。また、本庄部長からも、内心そういうものも適当ではなかろうかと思っておるんだという発言がございましたけれども、これは立法論として、できればそれがいいんじゃないかなと思っておるという趣旨だと思います。しかし、私は、立法論としては御趣旨はよくわかりますけれども、原案のようでなければ、警備業と限定した罪種との客観的な証明が非常に困難だ。
○後藤田政府委員 何をつるのか私にもわかりませんが、要するに、警察官の服装に近似し過ぎるという見方を私はいたします。ただ、それをつっておるのは右側でしたね。だから、これは警棒をつるのにしては形が反対なような気がします。警棒は左につるわけですから。要するに、警察官に似ておるということと、服装のかっこうがいいということじゃないかと思います。これは拳銃なんかはとんでもない。
○後藤田政府委員 私は、しかし、警察官に似た服装は避けてもらいたいと思います。そしてまた、そういう意味合いでこの法案もできておりますけれども、それは、色とか、いろいろなことで区別すればいいので、そういう帯革その他は、服装をきちんとするという意味合いでやることは差しつかえないであろう。私はかように考えます。
○後藤田政府委員 立法技術としてこすいと言われると、私もちょっとお答えをしなければならぬのですが、私は、現実的解決方法をとったんだ、と、かようにひとつ御理解を願いたいと思います。
○後藤田政府委員 御案内のように、最近雨後のタケノコのように警備会社あるいは警備保障会社というものがどんどんできておるわけです。これは、営業自由ですからやむを得ません。しかしながら、その業務の内容から見て、いまにして何らかの規制を加えなければ、これはとんでもないことになるおそれがあるということで、私どもとしては、今回立法を考えたわけなんです。 そこで、何ぶんにも対象が千差万別、大小さまざまです。
○後藤田政府委員 御質問のようないろいろな点を配慮したしで、実は原案を作成したつもりでございます。ただいままでお答えをいたしましたように、個人なり、会社なり、あるいは団体なりというものは、法令の範囲の中では、やはり、自分自身の生命なり、あるいは財産なりというものの安全を確保するという固有の権利を持っておるわけです。その権利の行使をこういった会社に委託する。
○後藤田政府委員 その点も、実は、立法過程で部内的に非常に議論をした点でございますので、お答えいたしておきたいと思います。 本来、私は、基本的には営業は自由であると思います。そういうことですから、できれば許可制なんというものは避けたほうがベターである。しかし、法律的に考えますと、こういった立法は多くの場合許可制が多いわけですね。
○後藤田政府委員 御説のように、昭和三十七年にこういったいわゆるガードマン会社というものが出てきて、その後急激にふえてきておるわけですが、本来、その背景には、おっしゃるように、こういった治安の維持といいますか、そういうことは警察がやるべきだ、しかしながら、現実にはやはり手が届かぬところがあるから、そこを企業みずからあるいは業界自身で何らかの防御措置を講じよう、それについては、守衛というものは昔からわるわけだけれども
○後藤田政府委員 私どもが立法をしなければならぬというような決意をいたしました背景は、別段、ガードマン会社がけしからぬやつだという考えは持っておりません。しかしながら、ガードマン会社というものを、その業務内容から見て、また同時に、今日の活動の実態から見て、このまま放置しておくことは、一般の市民の立場に立って考えた場合に、必ずしもよくないんじゃないか。
○後藤田政府委員 理想的に言えば、そういうことも考えられますけれども、私は、今日の実態から見まして、そこまでは考えておりません。その点は、業者あるいは業者団体自体の自主的な努力にまっていきたい。かように私は考えております。
○後藤田政府委員 ただいま交通局長からお答えいたしましたように、私どもは、今回の増員を十分活用して高速道路交通警察隊を設置するという方向でやっております。この高速道路交通警察隊の中の一つの役割りとして、いまおっしゃったようなことはぜひやりたい。かように考えております。
○後藤田政府委員 御案内のように、五カ年計画の際に私どもが要求した金額は三千七百億でございます。それが削り削られて千六百億、ことし千七百億余りになっていますが、いずれにいたしましても、二分の一弱ということで、これで決して満足をいたしておりません。ただ、私どもが幾らさように主張いたしましても、財政という大きな壁が破れなかったということで、力不足を痛感いたしております。
○後藤田政府委員 いかなる法案でも、与野党一致で修正ということになれば、これは、私ども異論の立てようのない問題だと思います。
○後藤田政府委員 相田さんのおっしゃることは一々ごもっともだと思います。ただ、読もうとしない者に読ませる、知ろうとしない者に知らせるというのは、実際問題としてはなかなかむずかしいわけです。そこで、基本はやはり読んでわからぬものをつくっちゃいかぬということで、道交法というのは、御案内のように非常に難解なものですから、構成要件とか、技術上の問題とか、いろいろあるものですから、たいへんむずかしい。
○後藤田政府委員 私のほうで主導権というわけにもいかぬと思いますけれども、事故の実態を運輸当局にもよく反映させまして、——お説のような御意見、非常に建設的な示唆に富んだ御意見だと思いますから、そういう意味合いで十分検討してまいりたい。こういうふうに私は思います。 〔「公安委員長の言うことを聞かなければいけないのだよ」と呼ぶ者あり〕
○後藤田政府委員 ダンプの運転手が非常に乱暴だということは承知しています。ことに、いま、大きな会社等のダンプは相当コントロールせられておりますけれども、一台ぐらい持ってやっているというものでは、ずいぶんむちゃをしているのを承知しておりますが、御説のような、極彩色の云々というのはまだ見たことがございません。
○後藤田政府委員 道路交通法の一部を改正する法律案につきまして、補足して御説明いたします。 第一は、路上試験の実施等のための規定の整備についてであります。
○後藤田政府委員 地方団体の長としての美濃部さんの御発言ですから、私どもとしては、その発言の中身というものは絶えず十分尊重して、検討すべきは検討しなければならぬ。かような基本的な考え方に私は立っております。と申しますのは、やはり行政府の長として、実際行政を推進していく上にいろいろ障害、御不便があるからこそそういうことを育っておられるのだろうと思います。
○後藤田政府委員 昭和四十四年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和四十四年度の歳出予算現額は四百六億六千三百八十四万円でありまして、支出済み歳出額は四百六億五千二百八万円であります。 不用となった額は一千百七十六万円でありまて、これは職員諸手当等の人件費を要することが少なかったためであります。
○後藤田政府委員 そういった罰則規定の運用でございますが、形式的に言えば、罰則があるわけですから、警察としては、それに違反した容疑があれば、犯罪の容疑があるということで、捜査に着手するということは当然だと言い得ましょう。
○後藤田政府委員 役人というのは、権限という問題になりますと、これはなかなかやかましい問題でございます。
○後藤田政府委員 告訴、告発があれば、告訴、告発をした者の立場がどのようなものであれ、全く同じ扱いをいたすつもりでございます。
○後藤田政府委員 御質問の三月十二日及び十三日の自民党の現地調査団の皆さん方が立川にお出になったときの事実関係、あるいはその後の市長に対する脅迫状、こういった事実関係につきましては、ただいま御質問がございましたのと、おおむね間違いのないことじゃないかと思います。
○後藤田政府委員 御質問の小西派は住吉連合に所属をいたしております。その会長の小西保という男は、昭和三十二年にいわゆる暴力団の対立抗争事件というものを起こした前科がございます。服役もいたしておりますが、現在は、先ほど御質問にもございましたように、この組はおしぼり等を生業としてやっておりますが、同時に本人は、経済研究所、こういうものをつくっております。現在事務所は閉鎖をいたしております。
○後藤田政府委員 御案内のように、自衛隊の立川移駐に伴いまして、賛成、反対、双方いろいろの立場の違いがあり、警備上いろいろな問題が発生をするおそれがございます。そういうような意味合いから、私どもとしては、警備の一つの重点の課題として十分これに対処してまいりたい。なおまた、市長、あるいはそうでない賛成側の重要人物といったような人に対する、双方からの脅迫その他の事案の発生も予想される。
○後藤田政府委員 はい。
○後藤田政府委員 公営企業の赤字の問題、これをどう考えるかということはきわめて重要なことだと私は思います。しかしながら、発想のネックは、私どもはさように考えておりません。問題は、今日の多くの交通需要に対して、安全で、しかも快適で、十分な交通サービスをどのように提供するかという、その発想から出なきゃいかぬ、かように私は考えております。
○後藤田政府委員 まさに、御趣旨のようなことから、今日、交通安全基本法で交通安全の基本計画を考える、それではどうも足らぬではないかということから、先ほど御質疑にありました企画庁中心の総合交通体系をつくっていく、こういう仕事が始まっていると思います。
○後藤田政府委員 おっしゃるとおりのことを考えて、推進いたしたいと思います。
○後藤田政府委員 御質問のように、私どもも路上教習を義務づけるという必要性を痛感いたしております。そこで、現在では指定教習所につきましては、これは路上教習を義務づけております。それで八五%ぐらいカバーしておるわけですけれども、しかし、教習所に全部行くというわけにも、たとえば働いておる人その他はいきません。
○後藤田政府委員 道路交通安全の御質問の五カ年計画につきましては、私どもの予算成立後に関係官庁打ち合わせてつくったものでございます。したがって、午前中からお答えいたしております。
○後藤田政府委員 御説のように、交通についての研究所が必要であるということは、当然でございますし、また今日、したがって各省それぞれの立場での研究機関はあるわけでございます。建設省なり運輸省なり私のほうなり、それぞれ持っております。しかし、いずれもいわば一口に言えば寸足らずということも、私はそういう批判が必ずしも当たっていないと言えない現状だと思います。
○後藤田政府委員 まず私からお答え申し上げます。 私が事情が変われば云々と言っているのは、まさにいま御質問になったような趣旨を考えて言ったわけでございます。
○後藤田政府委員 そのとおりです。
○後藤田政府委員 私どもは、現状では千六百億の予算でやってまいる、かように考えております。ただ、交通の事情は、急激に予測し得ざる変化を来たしておるのが過去の経験だと思います。したがって、そういう事態になれば、その段階で考えるということもあり得ると思っております。
○後藤田政府委員 趣旨としては、長野財政局長それから沖繩・北方対策庁長官の言ったようなことが筋道だと思います。私の立場としては、できるだけそういう筋道に沿って主張をいたしたいが、いろいろ困難な事情もあろうかと思います。