1972-11-07 第70回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
それから、今度の場合に、まず火事をその場で消そうという努力を、これは機関士も車掌もやっておりますが、結局手に負えなくなって切り離して引っぱり出したということでございまして、その間、うしろのお客さんにはおりてください、それから前のほうのお客さんには車内にいてくださいというような誘導もやったという供述、これはまだ確認いたしておりませんが、そのように、それぞれ国鉄職員の十三名は列車の後方防護も、あるいは向
それから、今度の場合に、まず火事をその場で消そうという努力を、これは機関士も車掌もやっておりますが、結局手に負えなくなって切り離して引っぱり出したということでございまして、その間、うしろのお客さんにはおりてください、それから前のほうのお客さんには車内にいてくださいというような誘導もやったという供述、これはまだ確認いたしておりませんが、そのように、それぞれ国鉄職員の十三名は列車の後方防護も、あるいは向
○瀬谷英行君 まず車掌の点からいうと、後方防護をやって、上り線の防護をやらなければいかぬ、こういうふうになっておるのですね。しかし一人だったわけですね、車掌が。一人の車掌が後方防護と上り線の処理を一ぺんにやることできませんわね。しかも、この最後部から脱線個所まではかなりの距離があったわけでしょう。
自分のほうの後方防護をやったとしても、この車掌が、それじゃ上り線のための防護をやろうと思えば、脱線をして上り線の支障をしている車より前のほうまでいかなければ意味をなさないわけですね、この場合は。つまり、自分のとまった位置でもって上り線の防護をやってみたところで意味がないわけです。そこへくるはるか先のほうでもって両方の線路をふさいじゃっているでしょう。
ですから、ただ単に列車乗務員あるいは機関車乗務員ということでなくて、鉄道業務全般について検討を加えなければならぬと思うのですが、当面措置できるものとして後方防護のための列車乗務、これの復活を当然されておると思うのでありますが、その後の取り扱いがどうなっておるか、これを聞かしていただきたい。
○豊原説明員 先ほどの運転車掌と申しますか、後方防護のための車掌のお話につきましては、当委員会でお話しの出ましたのはそれももちろんございますが、全然車掌を省略する線区があるわけでございまして、そういうところはいま保安の上から申しましても短区間ではございますけれども、問題があるということでございますので、そのうちの一部につきましては復活の措置をやったわけでございます。
これらを考えてみまして、当面の措置としては、やはり後方防護、それから横の防護については人為的に後部車掌の添乗を従来どおりやったほうが近道なのであるか、それとも先生の指摘された横に影響力を持たせる回路の設定というものが早急にできるのであるか、その辺の見通しがもしあればお聞かせをいただければしあわせだと思うのです。
そういうのに、うしろから来る列車に対しまして、鉄道の規定として雷管という煙と音を発するものをもつてうしろの汽車をとめるのでありますが、後方防護のためにするそういう雷管を持たせない。よく調べてみるとそういうような状態があつた。
車掌を減らした点については、先程もちよつと説明いたしましたように、終戰後復員して來たものが非常に多くて、例の二・一ゼネストのとき整理するということが、整理しない、首切りはしないということになつて、ともかく從事員に職場を與えて仕事に就いて貰わなければならんということから、大正十五年、昭和二年頃の割合に遡つて、一人乘務で以來二十年やつて来たものを、二人にして最後部に車掌を置いて、後方防護の狙いを考えてやつたわけなんです