1975-12-24 第76回国会 参議院 本会議 第18号
公債は、現在の人が利益し、負債を後代子孫に残す無責任体制だという議論があります。公債収入を社会保障にすべて使用するということは、まさにその議論に的中するのであります。したがって私は、社会保障費用は一般財源や社会保険料で収支均衡を保つことが原則だと信じます。公債は赤字、建設のいずれも国家・政府の国民に対する借入金であります。償還計画が要求されるのは当然であります。
公債は、現在の人が利益し、負債を後代子孫に残す無責任体制だという議論があります。公債収入を社会保障にすべて使用するということは、まさにその議論に的中するのであります。したがって私は、社会保障費用は一般財源や社会保険料で収支均衡を保つことが原則だと信じます。公債は赤字、建設のいずれも国家・政府の国民に対する借入金であります。償還計画が要求されるのは当然であります。
それにいたしましても、現在のわが国の繁栄は、後代子孫に伝える上に、幾多の強化修正を要するものであり、願わくは、これを砂上の楼閣に終わらせませぬよう、この際覚悟を新たにし、一段の努力を注ぎ、もって、本日の御殊遇に報いる覚悟であります。 粗略ながら所信の一端を述べてごあいさつにかえ、今後一そうの御推挽を切にお願いいたしたいと存じます。