2020-04-14 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
○国務大臣(江藤拓君) 家畜資源は、もう先人が大変な御努力をされて、役牛でしかなかった牛を本当に世界で称賛されるようなすばらしい財産に育てていただいた、まさに創造的なものであって、知的財産であることはもう言うまでもないということでございます。 それが、平成三十年の六月に、中国に向かって和牛の精液、それから受精卵、これを不正に輸出未遂事件が発生をいたしました。
○国務大臣(江藤拓君) 家畜資源は、もう先人が大変な御努力をされて、役牛でしかなかった牛を本当に世界で称賛されるようなすばらしい財産に育てていただいた、まさに創造的なものであって、知的財産であることはもう言うまでもないということでございます。 それが、平成三十年の六月に、中国に向かって和牛の精液、それから受精卵、これを不正に輸出未遂事件が発生をいたしました。
しかし、昔、役牛たらんと、これは役牛だったものが、先生何とおっしゃいましたっけ、肉牛たるかでしたっけ、でしたよね。(発言する者あり)肉用牛たり得るか。このときはアンガスとか外国からの血を様々入れて改良の歴史を重ねてきたわけでありますけれども、今これは決してやってはならないことでして、できませんので。ですから、この国内の中でやはりゲノムとかいろんな技術が今あります。
植物についてはUPOV条約がありますから、これはマルチの条約なので、その中に入ってしまえば国際的な環境の中で守ることは可能ですけれども、動物は、先ほど広島の、広島だったかな、もともとのお話がありましたけれども、もともとは日本の牛というのは役牛であって、食用には全く向いていない。
同場は、一九〇〇年に広島県下で開設をされて、和牛の改良を目的として、体積に富む外国種を輸入し、これらと我が国の在来牛、役牛でしかなかったわけでありますが、これをかけ合わせて生産した産子の能力の試験を行うとともに、種雄牛の払下げとか貸付けなどを行って、非常に和牛の黎明期に活躍をされたというふうに承知をいたしております。
つまり、肉用牛といえば海外産の牛肉、日本の和牛はいわば役牛として歴史上使われてきましたから、その和牛が海外産と伍してやっていけるのか、それがテーマだったわけであります。 それから半世紀以上、和牛の改良の歴史でありました。 当初は、岡山で全共が開催されたことからもわかるとおり、中国地方が和牛のメッカでありました。
御承知のとおり、この黒毛和牛というのは、戦前の役牛に改良を重ねてこういう今日の地位を築き上げた苦労もあったわけでして、しかしこの近年の日本の黒毛和牛の精液が海外に流出して交雑種として子牛が入ってくるというのは本当に許し難いと、そういうふうに思っているんですけれども、この黒毛和牛精液の海外流出を知的財産の侵害あるいは権利侵害として阻止できないのかどうか、そのことについてお答えいただければ大変有り難いと
特に和牛の繁殖経営等にいたしますと、これは御承知のように、発展の歴史から申しますと、役牛として各日本じゅうのほとんどの農家が飼っておりました牛を肉用牛に回してきたわけでございまして、非常に零細であり、かつ、それだけで事業として成り立つものでない。いわば兼業、兼業といいましても、非常に零細なものから発達してきたわけでございます。
これはかつて役牛役馬が多数おりました時代に、その役牛役馬を所有している農家については若干の加算額を認める、こういう趣旨の制度でございましたが、いまはこれは実体がございません。そこで、この牛馬加算を除きまして、その他の融資限度は一律倍額に引き上げたい、こういうことでございます。 以上の点につきましては、中小企業関係同様にほぼ政府部内での調整を終わっておるということでございます。
結局農耕馬については全国的に農業の機械化によって、農耕馬あるいは北海道以外は昔から役牛によって農耕をやってきたのですが、それが一変した事情はわかるが、しかし、それだけで馬の振興問題というのは済まされないと思うのです。
まず肉用牛につきましては、これはわが国の畜産が役畜兼用で主として役を中心にしてこれまで飼育されてきた、それが耕運機その他トラクターの導入によりまして大体役牛としての廃用が——やめるというのか進んできた。
えばそういうことになりかねないわけでございますので、生産費というものも重要な算定の一つの要素として——これは生産費方式という意味では申し上げているつもりはございませんけれども、生産費というのは、豚の場合も同様でございますけれども、一つの重要な算定の要素にはしたいと思っておりますけれども、生産費所得補償方式というものにはなじみがたいのではないかというように考えておる点と、さらに、牛肉生産については、役牛
○安倍国務大臣 肉牛が昭和三十年代から今日に至るまで減ってきたということにつきましては、一つは、三十年代から四十年に至るまでの間に、わが国の役牛が農業の近代化に伴いまして飼養されなくなったということがやはり大きな原因でもあるわけでございますし、また、畜産農家戸数が減ったということにつきましては、飼育の単位が多頭飼育にだんだん移ってきたというふうなこともあるわけであります。
○津川委員 一昔前は牛は役牛だったが、しかし、いまは機械化されて少なくなった。これはわかる。と同時に、局長が言ったように肉用の牛も減ってきている。ところが、局長、はしなくもいいことを言ってくれたのは、減った理由は収益性が低いからだという。とすれば、収益を上げることは、そこにあなたの農政を持っていくとふえていくわけです。 それに対してあなたたちのやってきていることはこういうことなんですよ。
その年月から見ますと、今日十三年を経ておりますが、役牛というような考え方で今日の肉用牛というものを律してはならないということは常識だろうと私は思っております。役牛がなくなったから牛の頭数がいま減少を見ておるのだというようなことは理屈にはならないと私は思います。
○高須説明員 肉用牛は、当初大体役牛がほとんど大部分でございまして、この役牛が必要なくなってまいったというようなことで、徐々に機械に置きかえられたということ、役肉用牛という一括したものでとらえておったのが徐々に減少してまいりまして、最近は大体先ほどの数字のように横ばい状況、最近は、特に昨年の価格の高騰ということが大きく影響しているのではないかと思いますが、四十七年、四十八年中にかなり屠殺が進んだということ
これはもう申すまでもないことでございますけれども、役牛としての飼養形態ということからいたしまして、当然の発展形態であったのではないかと存じます。それから、あと中小家畜の豚、鶏でございますが、これらにつきましては、いろいろな実は形態があろうかと存じております。
それからもう一つは、農家の側の条件といたしまして、日本は、肉牛と申しましても、従来役牛であったわけです。そういう飼い方の残渣が強く残っている。一家で一頭なり二頭なりしか飼わないで、それを自分のところで余った経営の残渣で飼うという形営形態がいままで強く残っておりました。そこからまた強く草地を要求してくるというようなエネルギーも出てこなかった。
私どももそのことを必要と考えているわけでございますが、何ぶんとも国内の生産体制というものが、御案内のとおり和牛につきましては、従来から役牛ということで、肉牛生産という形がほとんどございません。国内的に御案内のとおり全国平均で飼養規模が二・二頭程度という形でございます。
また牛肉でございますが、ご承知のようにいま農林省といたしましても役牛よりも肉牛の増産、肉牛に畜産関係としても力を入れておるところでございます。
これははなはだおそろしいことでありまして、たん口蹄疫にかかると、つめは割れる、口は割れる、そういうことで、ちょうど人間の子供が奇形児になるというのと同じことでありまして、役牛を離れて肉をつくるというためにのみ飼う日本の畜産といたしましては非常に大事な問題であります。 先年、中共肉輸入の問題がありまして、そのときにも政府並びに各位の真剣な御努力によりまして事なきを得たのであります。
しかし、大家畜の役牛が減り、馬が減り、綿羊、ヤギというものは大幅に減っているわけですね。そうして総体的にいって家畜単位でいけばわずか二二%、十年間で二二%しかふえていない。ばかに畜産が拡大したように聞こえるわけでありますが、そういう状態であります。もう一つの見方として、伸びたのは鶏、豚という形で、濃厚飼料を必要とするものがふえて、いわゆる草食的な傾向にある馬、肉牛、綿羊、ヤギというのが減っておる。
したがって、いままでの肉用牛は、役牛として一応目的を達して、それから肉にするんですから、それなりに肉は安くても採算とれるわけですけれども、これからの肉用牛は役牛じゃないので、本格的に肉を目的でやるわけですから、したがってこの生産資材に金をかけたり、またこの子牛の流通の問題について非常に問題があるということで、肉牛の生産を拡大していく上においては幾つかの障害がある。
ただ肉牛の生産につきましては、先ほども御説明いたしましたように、従来の肉牛というのが役牛として飼われておったという時代のなごりがございまして、まだ一頭飼いというのが非常に多い。
それがいま答えられたように、新しい事業ですね、たとえば政府の政策で、総合食糧基地とか——北海道なんかもそうでありますが、そのために酪農をやる、役牛もやらなければならぬ。そのために草が要りますよ、家畜の飼料。草地を開発しなければならぬ、こういうような新しい事業ですね。それから非常に大きな河川がありますから、一級河川に、国費河川に昇格させていくというような新しい事業が年々歳々ふえてきておる。