1976-05-11 第77回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号
だから、知事や市長に任せれば、代表だから間違いないんじゃないか、これは形式民主主義によってやられています。逆に自治体はやりたいんだけれども、やっては住民の方は困るから、公害防除並びに環境保全のために反対運動が住民運動として起きてくるということなんです。したがって自治体の長に任しておいたらいいということには断じてならないんじゃないかと思うのです。思うのじゃなくて、そうなんです。
だから、知事や市長に任せれば、代表だから間違いないんじゃないか、これは形式民主主義によってやられています。逆に自治体はやりたいんだけれども、やっては住民の方は困るから、公害防除並びに環境保全のために反対運動が住民運動として起きてくるということなんです。したがって自治体の長に任しておいたらいいということには断じてならないんじゃないかと思うのです。思うのじゃなくて、そうなんです。
だから、そのときに、意見が違うために多数決で決めよう、多数決で決めようとするから、参加して破れればまあ形式民主主義は通るでしょう。しかし、大学というのは形式民主主義で通すべき性質のものでない案件が非常にたくさんある。
結局、これは、民族的自主性を失い、民族の伝統を軽んじ、そうして、いたずらに形式民主主義に迎合した結果、権力主義的に天皇を解釈した結果が象徴論になつたものだ、こう私は考えております。そういう意味では、天皇を元首にすることが日本の歴史の伝統の上から正しい、こう思うのであります。 それから、これは憲法理論になりますが、天皇主権と民主主義が矛盾するという考え方が通念のように言われております。
今度設けられますところのいわゆる道路運送委員會につきましても、よほどそういう點について考慮して委員を選ばないと、民主的な委員會ができてそこに諮問したとか、もしくはその建議によつてやつておるという形は整いますけれども——最近往々にしてそういう形だけを整えるというやり方、私はこれを形式民主主義と言つておりまかが、そういうやり方が非常に多い。それであつてはならないと思うのであります。