2016-02-17 第190回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第2号
これは、選挙区における当該政党の得票を獲得議席プラス一で割ったもの、これは当選基数と呼びますけれども、それに達した候補者は自動的に当選すると。達していない場合は、その政党の得票から順に足していって、その当選基数満たした人が当選するというようなことをやっています。
これは、選挙区における当該政党の得票を獲得議席プラス一で割ったもの、これは当選基数と呼びますけれども、それに達した候補者は自動的に当選すると。達していない場合は、その政党の得票から順に足していって、その当選基数満たした人が当選するというようなことをやっています。
皆様方は多分、この中で改選を迎える方はもうそろそろ計算されると思うんですが、今年の七月やるというのは大体もう分かっているわけで、そのときに皆さんは投票率何%で当選基数を計算されているんでしょうか。その問題なんですよ、要は。政党の数というものとは、同時に魅力がある政党はどれだけあるのかということと結び付きますので、ここはやはり忘れないでいただきたいということが一つであります。
したがって、この場合にどういう仕組みになっているかというと、非拘束名簿で順位があるということは結局当選基数を設けているということなんですけれども、二番、三番、四番の人に全部一番の党首の票が行く、移譲されていくわけですね。そして、当選基数に達した人は全員当選、それで十人二十人当選する。これが普通の非拘束名簿比例代表制でして、党首たるものは十人分、二十人分の票を稼がなければ党首じゃないのですね。
例えばオランダの仕組みは、当選基数を上回った候補者の余剰票は、当選基数に達していない候補者が名簿の順に移譲を受けるような仕組みになっています。オランダでは、そういう意味では、投票の段階で有権者が熟知している、どういう順番で横流しを受けるかと。