○高木説明員 先生の局部扇風機のとまっていたことについての御質問でございますけれども、先生御指摘のように当該坑道は生きている坑道であるわけでございますから、当然、常時運転しておかなければならなかったであろうというふうに私どもは推測いたしております。
昭和五十三年までの間に当該坑道を使って採掘等を行ったわけでございますが、その後五十四年から五十六年にかけて当該坑道を密閉してきております。
その骨子をかいつまんで申し上げますと、今次災害を現場付近の状況等から見てガス爆発によるものであると判定するとともに、可燃性ガスが当該坑道付近に存在した理由として、当該坑道が採掘跡を密閉した箇所とつながっており、ここからガスが浸出し、通気不良により停滞した可能性が極めて強いと指摘をしています。
災害が発生した坑道は、約一カ月間使用されていなかったもので、当該坑道は、通常、可燃性ガスの発生が考えられない岩石坑道でありますが、採掘跡を密閉した箇所とつながっていたものであります。いかなる箇所でも、再使用するに際してはガス測定等の保安点検の先行が確保されるべきであり、このため、ガス測定に関する保安点検のあり方について再検討する必要があるのではないかと思われます。
また私どもの方としまして、事故調査委員会を設けまして、東大の伊木先生を委員長としてその後の原因調査等をお願いをしておりますけれども、ただいままでわかっております原因につきましては、災害の原因はガス爆発である、その場所につきましては当該坑道とつながっておりました採掘後の密閉した箇所から浸出した可燃性ガスに着火した可能性が強いということを伺っております。着火源については現在なお調査中でございます。
当該坑道は掘削跡を密閉した箇所とつながっているなど、可燃性ガスが停滞するおそれのある箇所でございますので、自動警報器を設置しなければならなかった箇所ではないかと思って捜査をしておるところでございます。
○説明員(高木俊毅君) ただいまの先生の御質問でございますけれども、先ほどからも諸先生方の御質問の中にもございますように、当該坑道は岩石坑道でございまして、常日ごろからここにはガスがないという過信があったのではなかろうかということは、私どもとしても推定しているところでございます。
次に、上記着炭ボーリングにおいて、北第五ロングゲート坑道周辺区域のガス量が多かったにもかかわらず、当該坑道の先進ボーリングにおいてガス抜き量は少なく、かつその減衰が急激であったこと。なお、せん孔中にガス湧出を伴うものも数本ございました。 次に、北第五ロングゲート坑道の掘進の進行とともに、発破後のメタンガスが増加傾向を示しました。
この原因といたしましては、当該坑道が通気専用坑道で、電気工作物の電源は遮断してございまして、また裸火等の存在は認めておらないところで、恐らく自然発火が火源となったものと推定されております。自然発火の要因につきましては、当該坑道が沿層坑道であったために、炭壁内に漏風回路ができて酸化し蓄熱して、発火したものと思われます。