2019-04-18 第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
また、国際約束を締結する際には、その条約の実施が円滑に行えるよう所要の国内法の制定及び改正等を行い、当該国際約束と国内法のそごを来さないように手当てするというのが我が国の慣行でございます。日米地位協定につきましても、その締結に際し、こうした考え方に基づき対応したものと承知をしております。
また、国際約束を締結する際には、その条約の実施が円滑に行えるよう所要の国内法の制定及び改正等を行い、当該国際約束と国内法のそごを来さないように手当てするというのが我が国の慣行でございます。日米地位協定につきましても、その締結に際し、こうした考え方に基づき対応したものと承知をしております。
国家と国家との間で締結される国際約束についてその国民を規律できないとすれば、当該国際約束の履行が確保され得ない場合もあるところ、国際約束がその国民に義務を課す、国民の権利を制約するという側面があるのは、これは当然でございます。
今後、外務省といたしましては、日本が国際約束に基づいて実施する措置や事業が、その当該国際約束や関連の国際法と整合的にあるかについて、より高い意識を持って関係当局と協議をし、また、関連の情報収集それから分析を入念に行っていくよう努めてまいりたいと思っております。
次に、第三国に対する船舶検査についてのお尋ねですが、仮に二国または多国間で国際約束を結んで船舶検査を実施する場合、当該国際約束の当事国以外の国の船舶に対して検査を行うには、国際法上の旗国主義の原則との関係から、本法案に従って、別途当該国の旗国の同意を得ることとなります。 本法律案において強制措置をとらないことについてお尋ねがありました。
「第一のカテゴリーとしては、いわゆる法律事項を含む国際約束」、「国会の立法権にかかわるような約束を内容として含む国際約束とは、具体的には、当該国際約束の締結によって、新たな立法措置の必要があるか、あるいは既存の国内法の維持の必要があるという意味において、国会の審議をお願いし承認を得ておく必要があるものをさすものであり、領土あるいは施政権の移転のごとく、立法権を含む国の主権全体に直接影響を及ぼすような
ここでいう国会の立法権にかかわるような約束を内容として含む国際約束とは、具体的には、当該国際約束の締結によって、新たな立法措置の必要があるか、あるいは既存の国内法の維持の必要があるという意味において、国会の審議をお願いし承認を得ておく必要があるものをさす」、こういうふうに述べております。
ここでいう国会の立法権にかかわるような約束を内容として含む国際約束とは、具体的には、当該国際約束の締結によって、新たな立法措置の必要があるか、あるいは既存の国内法の維持の必要があるという意味において、国会の審議をお願いし承認を得ておく必要があるものをさすものであり、」云々と書かれておりまして、この規定によりますと、私の見るところ、明らかに国会提出を要するものだと考えられるわけであります。
ここでいう国会の立法権にかかわるような約束を内容として含む国際約束とは、具体的には、当該国際約束の締結によって、新たな立法措置の必要があるか、あるいは既存の国内法の維持の必要があるという意味において、国会の審議をお願いし承認を得ておく必要があるものをさすものであり、領土あるいは施政権の移転のごとく、立法権を含む国の主権全体に直接影響を及ぼすような国際約束もこのカテゴリーに入ると考えられます。
本案は、最近における原子力の開発及び利用の進展にかんがみ、原子力損害の賠償に関する制度を整備しようとするものでありまして、そのおもな内容は、 第一に、外国原子力船運航者を原子力損害の賠償に関する法律の対象に加えるとともに、外国原子力船運航者が、国際約束に基づき三百六十億円を下らない損害賠償措置を講じて、本邦の水域に原子力船を立ち入らせる場合においては、その損害賠償責任は、当該国際約束で定められた額