2019-03-25 第198回国会 参議院 予算委員会 第13号
これ、日銀当座預金一%上げると三・八兆円ですからね、もう微々たるものですよ。大体、純利益七千六百億円しかないのにどうやって積み立てるんですか、そんなものを。まさに言葉のあやだというふうに思います。 それからもう一つ、今の黒田さんのそういう話でいいますと、資産サイドも金利が上がってくるとおっしゃいましたけれども、異次元の量的・質的緩和の質的というのは長期国債を買い始めたことですよ。
これ、日銀当座預金一%上げると三・八兆円ですからね、もう微々たるものですよ。大体、純利益七千六百億円しかないのにどうやって積み立てるんですか、そんなものを。まさに言葉のあやだというふうに思います。 それからもう一つ、今の黒田さんのそういう話でいいますと、資産サイドも金利が上がってくるとおっしゃいましたけれども、異次元の量的・質的緩和の質的というのは長期国債を買い始めたことですよ。
一方、負債の方は、日銀当座預金、これが四・四兆円だったものが三百八十五兆円に増えているわけです。 これ、どういうことか。日銀当座預金というのは、皆さんが例えばみずほ銀行に預金をするがごとく、みずほ銀行が日本銀行に預金をしているわけです。で、異次元の量的緩和ということで国債をどんどん買ってきました、みずほ銀行から。だから、当然、今の日銀というのは国債の残高が物すごく増えている。
○参考人(黒田東彦君) この量的・質的金融緩和というものは、これを実施している際はバランスシートの拡大によって収益が押し上げられる一方、出口の局面では日銀当座預金に対する付利金利の引上げ等によって収益が減少しやすいという特徴があります。 もっとも、将来、経済・物価情勢が好転し日本銀行が付利金利を引き上げる場合には、長期金利も相応に上昇すると考えられます。
こんなにたくさん当座預金が増えている。これ、もう要するに、多額の国債を買い入れる見返りで供給した過剰流動性なんです。今は余りお金の使い道ないから、銀行みんな日銀に預けています。だけど、これはいつ何どき出ていってもおかしくない。
一方、日銀当座預金、公述人おっしゃったように三百九十兆円あるということで、日銀が金利を引き上げざるを得ないときは一%当たり三・九兆円上がっていくと。引当金とか準備金が八・二兆円ぐらいですから、すぐに債務超過に陥ってしまうんじゃないかと私は思うんですが、公述人、いかがでしょうか。
見方によっては、日銀の当座預金が物すごい、三百何十兆とありますけれども、あれだって今の状態だったらいつでも好きなときに民間銀行引き出せるんですよ。もう資金流出始まったら止まらない。 そういうときは、普通、中央銀行というのは短期金利を引上げ誘導するんです。最近でもトルコとかブラジルとかやりましたよね。
○黒田参考人 御案内のとおり、日本銀行の損益といいますと、国債の利息収入あるいはETFの分配金等の収益がある一方で、補完当座預金制度利息等の費用がありまして、これらさまざまな要因によって決まってまいります。 したがいまして、ETFの要因のみを取り出して、赤字になる水準というのをお答えすることはできないということを御理解いただきたいと思います。
マネタリーベースというのは、流通現金と日銀当座預金を合わせたものです。これは日銀の負債であります。言うなれば、新しい経営者が来て、新しい経営方針で仕事をしたいので借金を二倍にしてくれ、こういうふうに頼んできたというときに、銀行が、じゃ、二年で目標達成できるというんだったらしようがない、借金を二倍にするのもしようがないかといってお金を貸してあげた。
○参考人(黒田東彦君) 先ほど申し上げたとおり、量的・質的金融緩和というものは、実施中はバランスシートの拡大によって収益が押し上げられる一方で、出口の局面では例えば日銀当座預金に対する付利金利の引上げなどによって収益が減少しやすいという特徴がございます。
○参考人(黒田東彦君) 御指摘の統合バランスシートという観点から、中央銀行が保有する国債が政府が発行した国債の一部と相殺されるために、統合バランスシートの観点から見ますと政府の債務や資産・負債差額が圧縮されるという議論があることはもちろん承知しておりますが、政府のバランスシートに日本銀行のバランスシートを統合した場合、基本的に日本銀行の保有する国債に相当する分が民間銀行が日本銀行に保有する当座預金に
この日銀当座預金と銀行券というのは、実はこれは負債の部に書かれてありますが、これは日本銀行が自ら発行するお金であります。現金というのは紙のお金、当座預金というのはこれは帳簿のお金ですね。銀行から国債を日銀が買うと、そうするとその銀行の当座預金口座にお金が帳簿上どんと積み上がると。銀行が日銀からお金を引き出すという場合には、一枚二十円で仕入れた紙のお札をお渡しすればいいわけですね。
ここがちょっと問題点でありますけれども、ここは当座預金等に行っているというのはありますけれども、海外に資金が相当に行っているということも、この後ろのページに為替のデーリーの表をつけております。海外にも相当お金が行っておりますので、マネーストックがもうちょっと本来は上がると思います。
○藤巻健史君 通貨発行益、別に米国債買っても通貨発行益というのは十分存在しますし、これ以上に、これ今までも随分議論しましたけれども、通貨発行益、国債を買っている場合に、短期金利、日銀当座預金の金利を上げたネガティブな通貨発行益になってしまうわけで、今の副総裁がおっしゃっていることは全く理解できないんですけどね。ちょっと時間がないので次の問題に行きますけれども。
その場合の懸念材料は、一般的なサイバーセキュリティーの問題もさることながら、言わば個人が中央銀行に当座預金をみんな持って、そこを通じて送金、支払決済を行うということになりますと、普通の銀行が言わば排除された形になるんじゃないかと。
○参考人(黒田東彦君) 先ほど来申し上げているとおり、まず、中央銀行のデジタル通貨、デジタルカレンシーという場合には二種類あって、一般の国民に発行する、逆に言うと一般の国民が中央銀行に言わば当座預金を持つという形のものと、それから、金融機関の決済を中央銀行を通じて行うという意味で、中央銀行が銀行との間でデジタル通貨を取引するというものと二つありますし、また、民間の場合も、御指摘のビットコインその他のいわゆる
一つは日銀当座預金への付利金利の引上げとそれからバランスシートの縮小、これを、二つ例示を挙げられたと思うんですが、私自身もこの参議院の財政金融委員会でこれについてかなりお聞きしました。今までの感想としては、この方法では無理だなということですよね。
厳密に言うと、発行銀行券と日銀当座預金ですけれども、経済規模、名目GDPと同じぐらいのバランスシート規模に日銀はなってしまった。ほかの中央銀行というのは二五から三〇%にもかかわらず、日銀は世界最大のメタボになってしまったと。 財政は世界最悪、それから日銀のバランスシート、すなわち貨幣供給量というのは世界最大という状況になっているわけです。
日銀当座預金三百六十六兆円もあるんですよ。これ、一%金利上げると三・七兆円ですよ、一年間で、支払金利。二年間で、二%上げれば、七・三兆円ですからね。今の国債からの収益、一兆二千億円ですが、一発で損の垂れ流しになりませんか。二%も上げれば日銀債務超過ですよ。
○藤巻健史君 議院運営委員会のときは、マイナス金利政策に適用される日銀当座預金残高は少ないから顕在化していないというふうにおっしゃっていると思いますが、それについてはいかがですか。
なお、ちなみに、マイナス金利自体は、御承知のように、我が国の場合は、ごく一部の日銀における当座預金にマイナス金利を付しているわけでして、大半の当座預金には実はプラスの金利を付しております。これは、欧州諸国におけるマイナス金利の場合が根っこから全部マイナス金利にしているのに対して、我が国の場合はごく一部にマイナス金利をつけているということであります。
もうちょっと実態的な御説明を申し上げますと、これはリーマン・ショックの直後でございますけれども、日本銀行だけではなく米国のFRBやECBも、この中央銀行の当座預金に金利を付けるというプラクティスというか政策を導入いたしました。
雨宮副総裁にいろいろお聞きしたいことあるんですが、まず、白川総裁のときに日銀の当座預金に〇・一%の利息をくっつけましたよね。あれがもう十年ぐらい前でしょうか。それまで日銀の当座預金というのは金利ゼロ。これは日本の民間だったら当たり前の話でね、たしか臨金法という法律があって決まっているんじゃないですか、金利が当座預金はゼロだというのは。
普通は、例えば私の現役の頃、左側の方を見ていただくと、発行銀行券だけですよ、当座預金なんてないですから。発行銀行券というのは支払金利はゼロですから、もう国債持っていればどんどんどんどん通貨発行益は出てくるわけです。 ところが、今増えているのは日銀当座預金で、これから利上げをするときになると金利を上げていかなくちゃいけない。そうすると、先ほど質問しているように、通貨発行損なんですよ。
まあ実際には当座預金を増やすわけですけれども、そういう一種の逃げというか飛ばしによって、下の方の日銀のバランスシートじゃなくて当座預金残高がべらぼうに増えているわけですね。要するに、これ当座預金とバランスシートは大体並行して増えていっちゃいますから。要するに、財政危機を逃げるために日銀が一生懸命、異次元の量的緩和と称して、どんどんバランスシートが膨らんでいる。
そして、当座預金残高が四・四兆円だったものが三百六十約七兆円まで膨れ上がっているわけですね。これは当然に異次元の量的緩和のせいです。すなわち、日銀というのは民間金融機関から国債を買う、そのお金を、別に現金で払うわけではなくて、日銀当座預金に振り込むわけです。
同様に、日銀の当座預金は三月十日現在三百六十五兆円で、十年前の約五十倍という数字になっております。資料二を見ていただくと分かるんですが、まさにこの数字は異次元の金融緩和であり、そして本当にバズーカそのものだと思っております。
当座預金とか普通預金で調達して長期に貸すということで、長短金利差がなくなっていれば明らかに苦しくなるわけですね。異次元の量的緩和、質的・量的緩和、質的というのは長期債を買うということで、長期国債をたくさん買いまくった。したがって、値段が上がった、長期金利は下がったということで、極めてイールドカーブがフラットになってしまったと、これが地域金融機関の大問題ではないかと思うわけですね。
資産サイドの国債の方の利回りも上がる、収入が上がるから、負債の方の当座預金金利上げていっても大丈夫だというふうにお聞きしますが、異次元の量的緩和、正確には異次元の質的・量的緩和ということであって、要するに質的とは何かというと、十年国債、三十年国債を大量に買っているということですよ。
○参考人(黒田東彦君) この量的・質的金融緩和は、この実施中はバランスシートの拡大によって収益が押し上げられる一方で、出口の局面では日銀当座預金に対する付利金利の引上げ等によって収益が減少しやすいという特徴があります。 もっとも、将来、経済・物価情勢が好転して日本銀行が付利金利を引き上げる場合には、長期金利も上昇していると考えられます。
○藤巻健史君 八百五十億ドルということは約十兆円でありますし、債券利回りが二・六%ということであるならば、これ、当座預金金利を上げていってもそれなりの余裕があるわけですね。
ただ、現状認識は全く私も、現在どういうふうにマイナス金利が掛かっているのかということについてのお話は全くそのとおりでございまして、いわゆる補完当座預金制度という形でございまして、メガバンクでは全くマイナス金利の分はございませんし、地方の銀行、そして第二地銀と呼ばれるところでも残高は百億あるいは十億という程度の額に及んでございます。
それから後、補完当座預金残高の中で〇・一%の付利が掛かるということが、これが非常に慣例というか慣習化しているということは承知しております。
○委員以外の議員(江崎孝君) 私がイメージしたのは、〇・一%掛かっている分、当座預金がどんどん増えてきているわけでございまして、〇・一%を下げるという意味で、その政策は可能ですか。
そこで、やはり衆議院でも御発言になりましたし、過去にも、最近になって時々御発言しておられますが、出口の方法論として、当座預金の付利金利を上げるとかバランスシートを縮小したりということを時々おっしゃるんですね。出口戦略の主たる手段はその二つと考えてよろしいですか。
これは、御承知のとおり、銀行の日銀における当座預金のごく一部にマイナス〇・一%の金利を適用すると。ほとんどの銀行の当座預金にはプラス〇・一%の金利を払っているわけですが、そういうことによって短期金利を下げて金融市場の動揺に対応し、かつ全体として貸出金利も下がり、経済活動にプラスになるであろうということで導入したわけです。
今、若田部さんは当座預金のところのお話をしましたけれども、やはり実際にどれだけ体力を奪っているかということ、特に長期国債なんかを買い入れる場合のコストの問題も含めまして、これは少し現場の声を聞いていただければいいかと思います。
こういう、日本銀行、中央銀行のバランスシートを拡大する、いわゆる量的緩和という政策をとっておりますと、バランスシートが拡大する途中は収益が押し上げられるわけですけれども、一方、出口の局面では、日銀当座預金に対する金利を引き上げますので、利払いがふえて収益が下押しされる、こういう関係にございます。
マイナス金利につきましては、実は、マイナス金利が適用されている当座預金の部分というのは、金融機関におきましては非常に少額でございまして、例えば、地域の銀行、地方銀行、第二地方銀行というあたりでマイナス金利が適用されている部分は、いわゆる付利が適用されている部分よりも非常に小さくなっております。ですので、日銀が現状で付利を適用していて、当座預金に対して〇・一%の利子をつけている。
一方で、出口になりますと、当座預金の付利金利を上げたりバランスシートを縮小したりということになると、収益が減少しやすいという特徴があるわけでございます。
そのうち、日銀当座預金の残高が三百六十六兆八千億。七七・一八%は、せっかく金融緩和しても当座預金に眠っています。そして、日銀が持っている国債残高は四百五十一兆七千八百六十四億円、きのうの、三月一日現在でありますが。 さらに、私が一番心配しておりますのは、日銀が昨年の九月に発表いたしました資金循環統計によると、日本人の個人金融資産、何と千八百四十五兆円もある。物すごい莫大なお金ですね。
○黒田参考人 マイナス〇・一%のマイナス金利というのは、実は今、たしか全体で、金融機関の日銀における当座預金の総額というのは三百七十兆円くらいだと思いますが、マイナス金利が実際に適用されているのは二十兆円足らずです。しかも、地域銀行などがマイナス金利が現時点で適用されている例というのは、ほとんどありません。 三百七十兆円ぐらいある当座預金の大半に、実はプラス〇・一%金利をつけているわけです。