1959-01-31 第31回国会 参議院 予算委員会 第2号
次に鹿児島県の一般経済情勢でありますが、御承知のごとく本県は農業を主体とする原始産業型の産業構造のため、一人当り県民所得でも全国の最低位にあります。温暖多雨の地帯でありながら、農業生産力が低いのは、台風常襲地域であるほか、耕地が狭小であり、その上、耕地のほとんど全域が桜島、開聞岳などの火山噴出物でおおわれ、いわゆる特殊土壌地帯に属するからであります。
次に鹿児島県の一般経済情勢でありますが、御承知のごとく本県は農業を主体とする原始産業型の産業構造のため、一人当り県民所得でも全国の最低位にあります。温暖多雨の地帯でありながら、農業生産力が低いのは、台風常襲地域であるほか、耕地が狭小であり、その上、耕地のほとんど全域が桜島、開聞岳などの火山噴出物でおおわれ、いわゆる特殊土壌地帯に属するからであります。
次に、中海宍道湖総合開発計画についてでありますが、鳥取、島根両県は、いわゆる後進未開発地域であって、その一人当り県民所得は全国平均の六割ないし七割程度にすぎません。これら地域において後進性を克服し、経済の安定向上をはかるためには、総合開発計画を急速かつ強力に促進し、各種資源を開発して、農林水産業とともに、鉱工業の発展を期する以外にございません。