1969-04-01 第61回国会 参議院 本会議 第14号
社会保障費は、西欧諸国の水準に比べて、国民所得では二分の一、一人当たり水準では三分の一にも達しておりません。消費者物価は、年平均六%を上回る上昇を続けています。食料費などについては、国民一人当たりの所得が三倍の米国人と日本人が、同じ食料費のかかる食生活をしいられているほどになりました。
社会保障費は、西欧諸国の水準に比べて、国民所得では二分の一、一人当たり水準では三分の一にも達しておりません。消費者物価は、年平均六%を上回る上昇を続けています。食料費などについては、国民一人当たりの所得が三倍の米国人と日本人が、同じ食料費のかかる食生活をしいられているほどになりました。
この前の生活保護基準の全国六大都市一人当たり水準約二千円を基底といたしまして、それに経済成長率二%という推定をいたしまして、資本蓄積に名をかりて五%だけそれを減らして、そうして設定した金額が四十年後月三千五百円という金額であります。その四十年後にそれを実行するという考え方に立って、それをさらに五年延ばして実行は四十五年後に年金支給をする、そのような粗末な案であります。