1972-10-31 第70回国会 衆議院 本会議 第4号
総理は、その「日本列島改造論」の中で、生活と環境の問題点を次々に列挙して、その改造を必要とする理由を得々として強調されておりますが、なるほど、その一つ一つは、いわく「人口の三二%が国土の一%に集中した」いわく「許容量を越える東京の大気汚染」いわく「時速九キロのくるま社会」いわく「五時間で焼けつくす東京の下町」いわく「生活を脅かす大都市の地価と物価」「一人当たり四畳半の住宅」「過疎と出かせぎでくずれゆく
総理は、その「日本列島改造論」の中で、生活と環境の問題点を次々に列挙して、その改造を必要とする理由を得々として強調されておりますが、なるほど、その一つ一つは、いわく「人口の三二%が国土の一%に集中した」いわく「許容量を越える東京の大気汚染」いわく「時速九キロのくるま社会」いわく「五時間で焼けつくす東京の下町」いわく「生活を脅かす大都市の地価と物価」「一人当たり四畳半の住宅」「過疎と出かせぎでくずれゆく
田中総理は、改造論の中で、日本の現状を「許容量を越える東京の大気汚染」「生活を脅かす大都市の地価、物価」「一人当たり四畳半の住宅」等々、田中総理は正確にいまの現状を認識をしておられます。この認識はわれわれと全く同じ認識であります。この認識に立って御答弁をいただきたいと思うのであります。 第一は、社会保障であります。