1999-03-12 第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
確かに今御指摘のとおり、我が国の一人当たりエネルギー消費量は先進国の中で決して高い方だということは言えないと思います。しかしながら、このまま放置をいたしますと、まだまだ我が国のエネルギー消費量はふえる可能性がございます。
確かに今御指摘のとおり、我が国の一人当たりエネルギー消費量は先進国の中で決して高い方だということは言えないと思います。しかしながら、このまま放置をいたしますと、まだまだ我が国のエネルギー消費量はふえる可能性がございます。
一人当たりエネルギー消費量で見るのがわかりやすいのかな。人のエネルギーを使わずに自分で歩くものはカウントされませんから、全部自分の力で生きていれば一人当たりエネルギー消費量は石油換算でゼロということになるわけです。ボタン一つ、スイッチ一つになるとどんどんそれが上がっていく。 そのエネルギー消費量を一人当たりで見ると日本というのは必ずしも高くないんです、御存じのように。
一九七五年時点における人口一人当たりエネルギー消費量は、日本を基準としてアメリカは三倍以上、西欧諸国とソ連は大体一・五倍、フランスは大体日本ぐらいです。ほかの西欧諸国は一・五倍程度ですが、アメリカは異常な高水準です。アメリカは世界人口の二十一分の一の人口にすぎないのに、世界エネルギー消費量の実に三分の一を占めているわけです。
しかしながら、一人当たりエネルギー消費量が米国の三分の一で、ぜい肉の少ない体質のわが国の場合、今後の省エネルギーには、国全体としてのじみちで息の長い大きな努力が求められると思います。それだけに今度の法案によるような各種対策の推進がどうしても必要であります。
ここには一つこういうことがあるのですが、「日本では低平地面積当たり固定資本額でアメリカの二十三倍、同面積当たりエネルギー消費量でアメリカの八倍、同面積当たり自動車台数でアメリカの八倍であり、また全世界面積の〇・二七パーセントの国土に世界の鉄鋼生産、石油化学生産のそれぞれ一七パーセントを集中している。」、これは私のほうで計算して、ちゃんと確信を持っておる数字です。
ある資料によって、これは四十七年度の環境白書によって計算したのでありますが、人の住む平地面積当たりエネルギー消費量というのを出してみました。指数を出して、日本を一〇〇として他の国を比較いたしてみましたならば、日本が一〇〇、アメリカが一四、イギリスが五八、フランスが一七、西独が六七、こういう指数、これは私が計算したのですから、白書にありませんが、そういう比率を占めております。