1952-07-02 第13回国会 参議院 本会議 第60号
この観念から、この破防法などという反動法案、彈圧法案が企まれたということがはつきりするではありませんか。 皆さん、去る五月二日破防法公聽会におきまして、元来余り急進的でないところの作家石川達三氏は次のように述べております。
この観念から、この破防法などという反動法案、彈圧法案が企まれたということがはつきりするではありませんか。 皆さん、去る五月二日破防法公聽会におきまして、元来余り急進的でないところの作家石川達三氏は次のように述べております。
一切の争議行為を禁止し、あるいは正常なる業務の運営を阻害する一切の行為を制限し、さらに共謀し、そそのかし、あおるというようなまつたく破防法と同様なあいまいな規定をつくりまして、一切の労働者としての行動、労働組合員としての行動を禁止しようというところに、彈圧法案としての重大なる本質を持つておるといわざるを得ないと思う。
日本共産党は、この歴史の必然と国民の要求に従つて、吉田売国内閣打倒の鬪争の先頭に立つとともに、かかる反動的、売国的彈圧法案には断固反対するものであります。(拍手)
日本共産党はさきに出されました破壞活動防止法案並びに刑事特別法等とともに、明らかに日本国民を奴隷化する戰時立法である理由をあげまして、このような彈圧法案には絶対に反対するものでございます。
国民の生活を苦しめ、戰争誘発政策を臆面もなく強行せんとして、民主主義政治を、再び日本を悲劇に追い込んだ権力政治への復活を策し、治安維持法に代る天下の彈圧法案、破壞活動防止法案を提案したる吉田内閣の退陣の一日も早からんことを望み、私の質問を終るものであります。(拍手)各質問に対して明快率直なる答弁を期待して、私の質問を終るものであります。(拍手) 〔国務大臣吉武惠市君登壇、拍手〕
去る三月三十一日、労働法規改悪反対闘争委員会及び日本労働組合総評議会は、破壊活動防止法案等いわゆる労働運動彈圧法案阻止のため、一齊にストライキ権の発動を決議したのであります。これは明らかに、社会通念から言つてゼネラル・ストライキであります。
○田代文久君 私は、日本共産党を代表いたしまして、本法案に反対するものであります、 第一点は、本法案は火薬労働者大衆に対する彈圧法案ともいうべき性格を多分に持つておるということであります。本法案のねらいは、災害を防止し、公共の安全を確保するというのでありますが、実際に災害で迷惑し、危險にさらされておりまするものは、この火薬産業に従事しておりますところの工場労働者諸君であります。