1952-07-03 第13回国会 参議院 本会議 第61号
前者がその支配を維持せんとして暴力的権力を以て後者を彈圧せんとするならば、必然そこにはいわゆる暴力革命が起るのであります。このことは好むと好まざるとにかかわらず歴史の教えるところであります。即ち反革命法は、この人類の進展を逆転せしめんと企てる者に対する法であり、この破防法は、人類の歴史を進展させんとする者を彈圧するところの反動法であります。
前者がその支配を維持せんとして暴力的権力を以て後者を彈圧せんとするならば、必然そこにはいわゆる暴力革命が起るのであります。このことは好むと好まざるとにかかわらず歴史の教えるところであります。即ち反革命法は、この人類の進展を逆転せしめんと企てる者に対する法であり、この破防法は、人類の歴史を進展させんとする者を彈圧するところの反動法であります。
(拍手)すなわち、好むと好まざるとにかかわらず、日本の国内におきましては、極左暴力主義と、これを彈圧せんとする吉田内閣の反動政策が、国内に三十八度線を形成していると言つても、断じて過吾ではないと思うのであります。(拍手)この三十八度線が、ときには熱を発し、ときには火を吐く。
日本共産党は、現在の警察をより一層暴力団化し、スパイを奨励し、暴力団を養成し、愛国的国民運動を彈圧せんとするところの本法案には断固反対であります。(拍手)
今回、政府は破防法を制定いたしまして、反税鬪争を彈圧せんとしておりますが、かかる不法不当なる税政策に対して断固鬪争することこそ、国民の当然の権利であります。国民の生活を破壞し、平和産業を破壞し、地方財政を破壞するところの、かかる売国法案を提出し、かかる破壞政策を強行ぜんとするところの自由党政府こそ、まつ先に破壞者として国民の糾彈を受けるに値するものであります。
しかるに、この法案によりますと、政府を打倒するための予備、幇助、教唆の活動まで破壞活動として彈圧せんといたしておるのであります。従いまして、吉田内閣の打倒、戰争反対、平和を守れという叫び、言論、出版、集会、これらすべてが犯罪として彈圧され、これを行つた政党、労働組合、報道機関、出版社というようなものが解散され、検挙、投獄されることになるのであります。
これは、沖縄その他の信託統治の真の意味は、若し日本の労働者階級を先頭とし、農民と労働者の同盟の下に、中小企業者は勿論、大資本家といえども真に民族産業を維持せんとする、これらの真に日本の独立と平和を求める、この力が盛り上つたときに、これを武力によつて彈圧せんとするところの軍事的な基地である。 これが私のこの二條約に対する反対の論拠であります。
それはアジアの民族運動というものが、ともしますれば社会主義的な傾向を帶びますために、共産主義を彈圧せんとするの余り、極めて穏健な漸進的な社会改良主義的な民族運動すら━━いたしまして、結果といたしましては古い━━━━━を存続させ、アジアの歴史的な方向と反対に、そして━━━━と鋭く対立している点が私は問題だと思うわけであります。
そうして、教員の政治活動を彈圧せんとしておるのであります。私はこの教育委員の選挙こそ、真に教職員が率先してその選挙に当つてこそ、初めてりつぱな教育委員ができると思うのであります。自由党の諸氏は、あの第二次吉田内閣におきましては、大選挙区を中選挙区に変更いたしたのであります。しかしながら、その結果は社会党が第一党になつたのであります。
現在電産の労組が、組合員の生活権を確保するために純経済要求の貫徹のために、極めて合法的に展開いたしておりまする争議に対しまして、労働関係の国内法の枠を超えて、明白に国御を納得せしめ得るような理由を欠きましてこれを彈圧せんとしておりますることは、日本の合法的労働運動の発展を阻害し、且つ労働意欲の向上を前提として電力事業の再建に微力を盡さんとしておる電産労働者の愛国的熱情を冷却し、且つこれを蹂躙せんとするものであると
我々総同盟百二十万は、この悪報と称され、又我々労働組合を彈圧せんとする意図を持つておりますところの公共企業体労働関係法に対しては、態勢を整え、全組織を挙げ、あらゆる機会を捉えて反対の闘争を展開しなくてはならないということを中央執行委員会において決定しておる次第でございます。
從つて少くとも國家公務員に関するその組織は、あくまでも勤労者の集まりであり、しかも労働條件及び賃金並びに労働協約を中心とする一切の諸権利が確保せられることが正当でありまして、これを押え、これを彈圧せんとするような傾向は、明らかにわが國の政府あるいは現権力階級が、勤労階級に対する重大なる彈圧を企図している一方的な政策の現われであるということを、私は声を大にして申し上げたいと思うのであります。