1962-02-28 第40回国会 衆議院 商工委員会 第13号
通産当局は、関税について緊急関税という第二の抵抗線を考えておるようでありますけれども、これは結局根本的に誤っている政策の弥縫的手段にすぎず、もし緊急関税を課する必要があるならば、先ほど申し上げた銅、亜鉛を中心として全部の鉱石に緊急関税を設けなければならない事態に追いやられることは、現時点においても明確ではないかというように判断をされるわけであります。
通産当局は、関税について緊急関税という第二の抵抗線を考えておるようでありますけれども、これは結局根本的に誤っている政策の弥縫的手段にすぎず、もし緊急関税を課する必要があるならば、先ほど申し上げた銅、亜鉛を中心として全部の鉱石に緊急関税を設けなければならない事態に追いやられることは、現時点においても明確ではないかというように判断をされるわけであります。
「国鉄の幹線は、その大半が建設当時のままの単線で、逐年増加する輸送需要に対しては、車両を増備して対処し、線路、設備についてはその都度弥縫的手段によって当面を糊塗してきたが、現在では線路容量をほとんど利用しつくし、もはや多くの列車増発を望めない状態にある。」ということが、この五カ年計画の基本的な考え方の中に指摘されてあるわけでございます。
「(1)幹線の増強 国鉄の幹線は、その大半が建設当時のままの単線で、逐年増加する輸送需要に対しては、車両を増備して対処し、線路、設備については、その都度弥縫的手段によって当面を糊塗してきたが、現在では線路容量をほとんど利用しつくし、もはや多くの列車増発を望めない状態にある。
たのでありまするが、翻つて顧みまするに、本制度が終戦後早々のうちに発足しましたことに端を発し、戦後における経済事情の激変、大災害の累年的発生等の事態に即応し得ない内部構造面における弱点、あるいは運営上の不手ぎわがあることを否定できず、国並びに連合会における赤字の累積、損害評価、あるいは掛金の掛捨て等に基因する農家の不満となつて、現制度に対する批判的空気は逐次拡大的に表面化いたし、もばや今日におきましては、単なる弥縫的手段