1953-07-03 第16回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第3号
○吉武委員 そうしますと、次にお聞きしたいのですが進駐軍が、このダイヤモンドを接収しました後に、その中から、略奪品として当該国に返還し、または無条件もしくは代替地金引渡し条件等で解除し、または民間に払下げをしておるようでありますが、そういう処分はどういうふうに見られますか。
○吉武委員 そうしますと、次にお聞きしたいのですが進駐軍が、このダイヤモンドを接収しました後に、その中から、略奪品として当該国に返還し、または無条件もしくは代替地金引渡し条件等で解除し、または民間に払下げをしておるようでありますが、そういう処分はどういうふうに見られますか。
○大川委員 それからこの引渡し条件の第一として、相手国の軍事裁判に日本の官憲が立ち会つたり、判決の結果をすみやかに通知をせしめるというような、こういう条件を何ゆえに加えられたかという点であります。申すまでもなく一九四二年の英米間の協定では、英国は米国に対して属人主義を設定いたした。
この前の委員会におきまして私は率直、簡明に法務大臣並びに岡崎外務大臣に対しまして、引渡し条件についていかなる構想を持つておいでになるかということをたびたび繰返して御質問いたしたのでございますが、それに対して、現在は国際間のデリケートな関係にあるので、今ただちに発表することはできない、さような御答弁があつたことは事実であります。
○田万委員 しつこく食い下るようでありますが、この引渡し条件についてという問題は実に重大な問題である。それだけに慎重に構えておいでになることもわかるのでありますが、少くとも昨日の御答弁によつても、当然日本に裁判権があるものとして取調べを進めている、犯人引渡し方の請求があつたけれども、これは拒絶したというはつきりした態度をお示しになつている法務大臣としては、答弁がなまぬるいと思う。