1985-05-21 第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
そのときに、いかに引揚者たちが困ったかという要素もいろいろ知っておりますし、すべて物事はバランスをとらなくてはいけない、でございますから、例えば軍人恩給欠格者の問題をまた持ち出すと、そこで例えば戦災者をどうするんだとか在外財産はあれでよかったのかとか、いろいろな問題が出てくることは事実かと思います。
そのときに、いかに引揚者たちが困ったかという要素もいろいろ知っておりますし、すべて物事はバランスをとらなくてはいけない、でございますから、例えば軍人恩給欠格者の問題をまた持ち出すと、そこで例えば戦災者をどうするんだとか在外財産はあれでよかったのかとか、いろいろな問題が出てくることは事実かと思います。
とにかく引揚者たちが具体的にあなた方と直接の話し合いの場を持たれることは、何らさしつかえないと私は思うのであります。そういう点について、少なくとも、金融については、利子補給あるいはその据え置き期間等を含めた長期低利のものを出す、これに対して国がある程度めんどうを見る、そういった具体的な点をお示しになって、そうして、何でも関係当局と折衝中折衝中ということではなしに、明らかにしていただきたい。
引揚船白山丸は、去る十月十五日午後一時、予定通り真岡港に入港、十六日乗船させる予定のところ、引揚者たちが岸壁に立って待ち続けている状態なので、予定を繰り上げて、十五日午後四時四十分から、ソ連側の了解を得て、八時十分までの間に乗船を完了し、出港も一日予定を繰り上げまして、翌十六日午後四時真岡を出発し、十月二十日午前七時五十五分舞鶴に入港いたしました。
しかもあの農地は、戦後不幸なる立場に置かれた引揚者たちが、営々として十年間築いてやっと開墾の成功検査が一年前に終っただけなんです。今自分たちの精魂込めた土地を放すまいとして残っておる人が相当たくさんおる。
それから、安定所より係官を派遣して、各県において引揚者たちと懇談会を開かれ、あるいはあっせんの労をとってこられたわけですか。従来そういうことをやられたわけでありますか。
けれども、これらの諸君が沖縄に在住するということでは問題の処理ができないから、内地に在住するという擬制的なこの解釈でもって、とにかく一括その代表者に払う、こういうような方法でその問題の解決をしようということでございまして、最終的にはそのようにされたかどうか、まだ報告は受けておりませんが、私はそういうような事例等も参考にいたしまして、沖縄に現在在住しておりまするこれらの引揚者たちが一応日本に帰ってきて
○春日委員 内地に居住しております引揚者たちは、もうすでにそういう在外預貯金の払い戻しを受けたり、あるいは当時制限された現金の払い戻しを受けましてからすでに数カ年を経過いたしておることは、御存じの通りであります。
そこで先般来在外資産の補償を要求する引揚者たちの切なる要求をいれて、一体どの程度に旧外地と申しますか、そういうところに個人の在外資産が残されてきていたかということの調査をやる申告を受け付けるための法案を出そう、こういうようなところまで日本政府は進んできておるわけなのですが、私はこれはやはりオランダ国内の問題だと思う。
しかし一文も持たず、わずか千円を持たせられて、リュックサック一つで帰ってきたところのこの引揚者たちが、戦後十年、粒々辛苦して、何十年の間海外において蓄積した財産も水のあわとなっておる今日において何を頼りに生きてゆくか。それはこの政府の誠意のある施策に対して求める以外に何ものもないのであります。
援護局は引揚者たちにいろいろの贈りものを用意している、女には配給時代のスフのブラウス、毛布がもらえたら子供のオーバーにでもと思っておつたのに、その毛布は戦争中の粗悪な兵隊用のもので、オーバーどころではなかった。
爾後あの引揚者たちの、今長谷川君から示していただいたような悲惨なる住宅事情を、建設省所管になつている第二種公営住宅によつて、補助率の低い線で、これがごくわずか昨年百八十戸程度の割当を受けているにすぎないのです。ところが、今指摘していただいたごとく、旭川などにおいては、元の第七師団の兵舎が、廊下などはもうまつ暗で、非常に明るい日でありましたけれども、廊下を通つて行くわれわれの前方はまつ暗です。
○受田新吉君 今信託銀行あるいは信託会社に信託されたそうしたお金を債権者たちに渡すのに、銀行や会社というものは支払い事務に対して経験もなく、また熱意もないので、自然にこれが放任されるおそれがある、こういうことについては、政府としてはそれができるだけそういう債権者——百五十円とか二百円とか、わずかなお金ではあつても、もともと不幸な運命にぶつかつた引揚者たちに支払つてあげるようなあらゆる努力を尽す、そのために
全額支払えるところでも、三菱銀行のようなところでも、政府が全額支払わぬでよいというのならば支払わぬでおこうか、こうなるのは、当事者としてそういう気持が起るのもやむを得ないと思いますが、しかし、特に答申案に「金融機関であることの特殊性に鑑み、」と言つた深い意味を考えまするときには、政府は少々足らないところは何らかの方法でこれを払わすようなとりはからいをして、そうして九年も十年もしんぼうしておつたこの引揚者たち
せつかく引揚者たちは、五万円、不満であるけれども、十年も待ちぼけを食つたのである、ともかくも五万円だけもらえば子供の入学準備あるいは家族の病気の薬代も払えると、こう思つて喜んで法案を見てみますと、一番大きな正金銀行については千五、六百円か二千円しかもらえないという、こんな残酷なことはないと思うのであります。
○村瀬委員 一通り御説明があつたようでありますから、これから順を追うて、引揚者たちがどのようにして幾らの金が自分たちに渡されるものかということを待望しておりますので、具体的なお尋ねを始めたいと思います。 まず、現に大蔵委員会に付託されておりまする日本銀行券預入令等を廃止する法律案の、実際の取扱いについてお尋ねをいたすのであります。
第二封鎖について、三井、三菱、帝国、安田、住友、三和等でありますが、外地、外国に支店を持つておつた銀行関係となるでありましようが、これは、この金融機関再建整備法の改正によつて引揚者たちはどのような恩典を受けるわけでありますか。金額等をひとつ御発表願いたいのであります。
こういうことになつておるわけなんでありますが、私たち常識的に考えると、一つの国家としての慣例があり、そういう一つの法規的なあれがあるのに、華僑総会にあまりにも、一つの権力と言いますか、そういうものを持たせるということが、はたして妥当であるかどいうかということ、さらに、これが将来一体いつまで続くかという問題、これを実は外務大臣にただしてみたいのですが、国交が回復すれば、もう問題ないことになるのですが、そういう点について、引揚者たち
小松勝子というのは、局内へ立入りを禁止されておりましたけれども、援護局の入つてすぐのところに、外から入つて来た人と引揚者たちとの面会所がありまして、その門のすぐそばにあつたところの待合所だけには入ることを許されておつた。そこで、私どもが宿舎に引揚げるとほぼ時を同じうして、百名余りの帰還者が突然この面会所に来て、小松勝子氏を拉して、守衛等の阻止をも聞かないで、どんどんと寮の方に入つて来た。
また融資の問題につきましても、中小企業の金融公庫法なども今議題に上つておりますから、そのわくの中へ何とかして入れてあげて、これが救済策を講じられないこともないではありませんけれども、それからまた各府県庁を通して引揚者たちが利用しておるあの厚生資金のわく、あれに知事の理解によつて割込む手もなきにしもあらずだと思いますけれども、何分にもてんやわんやで取合いの現状において、どれだけ理容師、美容師のために食
そうしまして二、三日前の新聞でしたか、この外財問題に対しましての政府の所信が発表されたのであるが、この所信というものは勿論大臣の口からというような責任者の立場は記載してなかつたわけですけれども、要するにそのような記事が記載されておつて、なおその記事を見てみますると、相当現在刺戟されておるところの引揚者たちが非常な急激な不安にかられておることだと思う。
又根室地方に引揚げております千島及び歯舞諸島の引揚者たちは、朝夕指呼の間に自分たちの郷土であり、祖先の墳墓の地である島影を眺め、茫然として海辺に立つ様相を見るとき、誠に同情に堪えないものがあるのであります。
一カ月の予定を以て参つたのでございますから、いらいらと待つておりまして、どういうわけでこれが遅くなつているかということをいろいろ手を廻し調べて見ましたところが、ルクセンブルグ、フランス、オランダ、この三国は自分たちの未引揚者たちを相手国と個人的に折衝して解決しよう、だから今ドイツや日本の人たちがこの問題を提げてここに来たのは誠に迷惑だ、これが国連で取上げられるということになると、或いは自分たちのほうが