1954-04-03 第19回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号
われわれは、今後も引揚げ促進運動なりあるいは日本赤十字社その他の方の御尽力によつてもつと大勢の方が帰つて来られれば、もちろんそれに越したことはありません。これは、先ほど申し上げました通り、一応これだけの数字を計上したということでありますので、これ以上の方々が残つてない、あるいはこれ以上の方々が帰る見込みはないという気持は毛頭ないのでございまして、この点よろしく御了承願います。
われわれは、今後も引揚げ促進運動なりあるいは日本赤十字社その他の方の御尽力によつてもつと大勢の方が帰つて来られれば、もちろんそれに越したことはありません。これは、先ほど申し上げました通り、一応これだけの数字を計上したということでありますので、これ以上の方々が残つてない、あるいはこれ以上の方々が帰る見込みはないという気持は毛頭ないのでございまして、この点よろしく御了承願います。
すなわち国際間の平和の時期において、この人道上の引揚げ促進運動は推進されるべきだと私は思うのであります。次に、日本に対する好意が十分に見られる。このことは覧大な今次の帰還にあたりまして皆さんの体験せられたところであります。次に、日本に対する悪宣伝はまつたく見られないと申してよいのであります。それからマレンコフの平和工作、これが今後の引揚げに非常に私は役立つと思います。
またこの十二国会をもつて本特別委員会が打切りということになりましたならば、ただいま全国各都道府県あるいは市町村に盛り上つている引揚げ促進運動に暗影を投ずるおそれがあるのではないか、また不安焦燥の念を與えるおそれがあるではないか、その他好ましからざる情勢を誘致するおそれがあると思うのであります。
○玉置(信)委員 ただいまの法制局部長の御解釈に対してちよつと暗示されるものがありましたので、御質問申し上げますが、先刻天野委員から御発言のありましたように、国が戦争を起して、国の犠牲になつておる同胞の引揚げ促進運動であります。
○天野(久)委員 今受田委員から発言がありましたいわゆる引揚げ促進運動の資金を政府が予算的措置を講じて出したらどうかという御意見です。これに対して愛の運動で三百何方かお出しになつたというのですが、受田君のお気持、またわれわれの要望するところはそうでなくて、もつと国民的大々運動をするのに政府がこれに予算を支出したらどうか、こういうことなんですが、その点についていま応承つておきたいと思います。
消極的な意味で言つたならば、これは無関心になるということが言えるのでありますが、しかし一方考えたら、引揚げ促進運動を無関心でいるということは人道上許さるべきごとではないのであつて、むしろこの際ひとつ活を入れ直して、引揚げ促進運動に馬力をかけて行くという意味で、せつかく盛り上つておる国民運動を助長するという対策から、これに対する何らかの予算的措置をとつてやる必要がある。
そのとき決定しましたことは、日本人を一人でも多く満洲にとどまらせることであり、その理由としては、日本を過剰口人から救うこと、世界情勢から判断して、早晩予想されるアメリカ反動化の桎梏から日本を救うためには、後方根拠地として満洲に日本共産主義者の存在が必要なこと等があげられまして、着々工作を進めていたのでありますが、一九四六年の二月ころ日本から放送されましたニュースによりまして、日本共産党が満洲の日本人引揚げ促進運動
そこで最近向うからの手紙で、日本における引揚げ促進運動のあり方についての意見等が来ておりますが、その中に、ひとつ国民が連名でもつて毛澤東あるいは周恩來氏に対して、正式に引揚げを要求してくれないかという一節があります。
このことに関して、東京のこの種の集会が禁止せられたと同様に、地方の引揚げ促進運動に関する集まりも禁止せられるのではないかという危惧を抱いておるのだが、これに対してはどういう考えを持つておられるかという問いに対しましては、もとより先ほど申しましたように、ソ連大使館を中心として起るであろうと思う不測の事柄を予想して禁止したのでありますから、地方にはソ連大使館はないのでありますから、司令部といたしましては
○小西(英)委員 いまだ帰らざるものの家族が、国民的輿論を世界に反映せしめて、何とか世界の輿論に訴えようとして本年会合を開いたが、司令部の名において中止されて、もう引揚げ促進運動としての方法がちよつと行き詰まつたような感を抱いたのでありますが、私たちから考えますと、ソ連大使館が責任者でも何でもなく、あくまでもマッカーサー司令部なるものがこの引揚げの総責任者であるから、この朝鮮事変のためにいろいろな輿論喚起大会
ただいま松谷委員がおつしやいましたように、徴妙な空気にあるから、ソ連大使館に向つてとか何とかマイナスになるようなことは必ずしないということを約束するということで、この前も許されたはずだという結論が私の頭にありますから、私ども議員もこれに協力いたしまして、留守家族は切なる願いをもつて来ておられるのですから、各都道府県にわかれて勢力を分散するよりも、やはり東京において、国民の与論の上にこの引揚げ促進運動
しかしこれは徳田書記長の表現によつても、主として日本共産党員に対する訴えとしてなされたものであつて、引揚げ促進運動を激励するための当然の言葉であり、他の政党にはみずからの党員に対しこれだけの決議と激励をしたものさえなかつたのであります。徳田書記長か証言したように、日本共産党は戦後最も早く海外在留日本人引揚げのため活動した政党であつたことは公知の事実であります。
われわれは、挙国懸命の努力を傾倒いたしまして、強力な引揚げ促進運動を継続実施することをお誓い申すわけであります。また留守家族、遺族の援護に対しましては、この上とも万遺憾なきを期したいと存ずる次第であります。(拍手)
○西村(直)委員 そうすると、日本の国内において、形の上においては日共の諸君が引揚げ促進運動をやるがごとき形になつておつたことを、あなた方御承知でしよう。形式だけ引揚げ促進のような形、たとえばソ連代表部へ共産党の代議士の方も一緒に行つたじやないか、共同で盛んに引揚げ促進に、共産主義者であろうとなかろうとわれわれは努力しているのだ、そう日本国内では言つておられた。
国民は全員が一丸となつて在ソ同胞引揚げ促進運動に乘り出しておる、あなた方の帰りも近いと思いますという、あるいは兄から、あるいは母から、あるいは自分の妻から届けられたことが、タシケント地区、あるいはカラカンダ地区においてありました。それからソ連の大使館の前における何か引揚げ促進に関するデモと申しますか、こういうようなことがあつたことが一回耳に入りました。
われわれはもつと端的に、りくつは抜きにして同胞を帰してもらいたい、こういう建前からスタートして、引揚げ促進運動に協力しておるわけであります。共産党の立場というものは、反ソ的な気分を醸成しては困るから帰してくれということである。そうすれば、いつまでも抑留されておることによつて、逆に親ソ的な気分を醸成するというならば、いつまでも返してもらわないように、こういうお考えなのかどうか、伺つておきたい。
さらにこの放送原稿の内容が、先ほど同僚の小川君から話がありましたように、非常に過激であり刺激性を持つており、反ソ気分が横溢しておるというようなこと、今にして言わしめるならば、私もこの引揚げ促進運動の陰に、さらに大いなる問題が起りつつあるということを考えるときに今までの国会において討論され、第五、第六国会において決議された、ああいつた決議文から見ましても、池見個人といたしまして私は——、これは見解にもよりますけれども
結局のところ引揚げ促進運動につきましては、支障を来すわけであります。この問題につきまして、あなたの方で感情的な対立だとか、いろいろなことを、この委員会との間に、今日なお、なさつているじやないかという危惧を持つわけです。その処置について、やはり私たちは今後のために処置を願うわけでありますが、それはどうなつておりますか。
そこで放送局に対して引揚げ促進運動に協力せしめるという趣旨のもとに、私はこの問題の核心をつかみたいと思うわけであります。