1975-02-24 第75回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
労働者にとって一番敷居の高いのはそういう金融機関だというようなところから、特に消費金融というような形が、やはり発足当初では一番ウエートの強い問題であったと理解をするわけなんですが、最近になって、そういう消費金融、生活金融というものから、特にこの金融引き締め段階を迎えた今日においては、もう住宅金融にきわめて比重がかかってきている。
労働者にとって一番敷居の高いのはそういう金融機関だというようなところから、特に消費金融というような形が、やはり発足当初では一番ウエートの強い問題であったと理解をするわけなんですが、最近になって、そういう消費金融、生活金融というものから、特にこの金融引き締め段階を迎えた今日においては、もう住宅金融にきわめて比重がかかってきている。
そういうような面では、これは追加年内減税というようなことに回す、あるいは個人のいい意味での個人消費率を上げて、幾らかでも金融引き締め段階というような中でも今日まで個人消費、生活水準がまだまだ低い、そういう中でもやはり個人の幾らかでも豊かな暮らしを助成するというような立場でそういう面に使っていくべきではないか、このように思うのでありますが、よけい出てきたこの税の自然増収分を公債発行の縮減というようなことだけではなしに
申すまでもなく、今日は預金準備率の第一次、第二次の引き上げもいたしましたし、公定歩合の引き上げもやった、まさに引き締め段階に入っておるわけでありまするけれども、この引き締めは景気動向との関連において、あるいはまた過剰流動性の吸収というようなものなどとの関連において相当長期にわたるものなのか、あるいは短期決戦でいこうとされておるのか、その辺のところ、景気動向の見通しとともに、これからの金融政策をどうとられていこうとしておられるか
○広瀬(秀)委員 今日の日本経済の状況、こういうものはよくわかったわけですけれども、さて、そういう景気動向を踏まえて今日引き締め政策をとって諸般の手を打ってきたわけでありますが、これからどの程度長期的にこの引き締めというものが、過剰流動性の問題、物価高の問題などを含めて一体どこまで続くのだろうかということに対して、やはり引き締め段階に入りますと、常に好況の波に中小企業は一番あとでしか乗れない。
現実に匿名預金でも、大蔵省が自粛を呼びかけても、こういう引き締め段階を迎えれば、より一そう貯金を増強したいという気持ちにも銀行もなるというようなことから、そういう制度がある以上は、自粛しろといったってこれは無理な話で、やっぱり無記名でけっこうでございますよと言うんですよ、実際に。そういう形というものはあり得ないのだということは銀行局長も言えないでしょう。いかがですか。
むしろ、そういうような観点を入れまして、本年の九月から、御承知のように公定歩合の引き上げ等の引き締め段階に入ったわけでございます。したがいまして、私どもといたしましては、来年度はこういうようなことにならない、さように考えております。
しかし世の中はそう簡単にはなかなかまいりませんで、一応そういう雰囲気が出てまいりましたが、米国におきまして当時からちょうど金融の引き締め段階に入っておって、銀行筋の力というものが相当強い。したがってそのあたりの圧力とか、また競争会社もなかなか黙ってはおりませんで、巻き返し等もいろいろと行なわれてくる。
そのような面から見て、この三十六年度以降の引き締め段階で見られましたような、むしろ非常に急激な引き締めを必要としないような安定成長への態勢、そういうようなものを一応じっくりと考えて、筋を通すようにする、そういうような必要のほうがむしろ重視されるべきではないか、そのように思います。
そういうものが特に引き締め段階において中小企業には加わってくるわけであります。こういうことで、きのうも銀行局長に伺いましたが、年末は何とか乗り切れるだろうという回答をいただいたわけであります。
引き締め段階は、昨年中、流通部門における調整を終え、また投資の抑制も大体においてその効果を発揮し、今御承知のように、生産調整の段階で非常な苦労が重ねられておるわけになっておるのであります。この国際収支の見方と、それから今の国内情勢の推移とを考えまして、私が感じておりますことは、二つあるのであります。