1991-03-15 第120回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
そしてその際の言い方は、引き揚げ促進のため後衛先兵として一時残留せよ、残留将兵は任務遂行の上後日帰還する。これは当時閻錫山が第一軍の将兵や居留民の帰国をおくらせてさっぱり進行しなかったという前提がありまして、この方々の引き揚げ促進のためにも残れ、こういうことであります。
そしてその際の言い方は、引き揚げ促進のため後衛先兵として一時残留せよ、残留将兵は任務遂行の上後日帰還する。これは当時閻錫山が第一軍の将兵や居留民の帰国をおくらせてさっぱり進行しなかったという前提がありまして、この方々の引き揚げ促進のためにも残れ、こういうことであります。
団体の目的は、海外同胞の完全引き揚げ促進及び引揚者の更正、援護などを軸に社会復帰の促進でございます。さらに、賠償金支払いに引き当てられた在外財産の国家補償であります。 活動としましては、法治国家として、また世界人権宣言にある私有財産不可侵の原則によって、国家百年の大計より筋を通していただきたいと四十年間叫び続けてきたのが、我が団体の真意でございます。
政府といたしましては、従来から引き揚げ促進のために、帰国のために必要な旅費を国費で負担をいたしておるわけでございます。これによりまして、今年に入りましてから五十三人の方が中国から日本に帰っておるわけでございます。
この引き揚げ促進のために、従来からも、帰国のために必要な中国内の旅費を国費で負担する等の措置を講じておりますが、今般国交も正常化し、大使も交換されたことでございますので、そういった外交ルートを通じまして中国政府の御協力を得て、今後ともさらに引き揚げの促進をはかっていくように努力をしたい、かように考えております。
そうして戦後二十数年にたるわけですが、この間に引き揚げ促進のための夫帰還者の調査、整理、こういうものが積極的に行なわれてきたわけでございますが、昭和四十二年三月三十一日現在におきましては、なお四千八百八十四人の未帰還者が残っておるということになっておるわけでございます。御承知のように、戦後だんだん年が経過いたしますとともに、一方におきましてはだんだん一般国民の関心というものは薄れていく。
もう一つ、特に今日、この戦争のあとの日本の引き揚げ援護の記録というものは、すでに厚生省で二、三回お出しになっておるようでございまするが、歴史に残る記録を、援護局があった時期にこういうことをやったのだというとうとい記録をひとつこのあたりで収録していただいて、日本の歴史の上に、戦後の戦没者の処遇、引き揚げ者の援護、引き揚げ促進の歴史、こういうようなものをまとめて、ひとつ後世に残す記録をぜひとどめておいていただきたい
なぜならば、私は思い出しますけれども、かつて引揚委員会というのがございまして、そこで中国なりソ連なりに引き揚げ促進のための使節を出そう、そのときに責任者である役所の高官についていってもらったらいいじゃないかと言ったときに、いや、まだ国交が正常化していない国に行くのは間違いだということで、とうとう突っぱねられたことがありますので、この点非常に矛盾しているのではないかと思いますので、もう一度念のために伺
柳公使は今本国に帰っておりまするが、これももちろん、引き揚げ促進の使命をもって向うに打ち合せに帰っております。この交渉は絶えず継続してやっておりまするので、われわれの希望といたしましても、三月一日までには双方の釈放の約束は実現できるのではないか、こう考えます。
そして留守民族援護法の二十九条には、未帰還者の調査究明と引き揚げ促進は、政府においてなすべき責任が法律的に規定されておるのです。その意味からもあまりのんびりとかまえて、この問題を放置するわけにいかないと思いますので、引き続き外務大臣におかれて、今、申されたような線で努力を続けられんことを希望します。 重ねてもう一つ。
断定できない以上、舞鶴引揚援護局を廃止することはできませんので、そこで一方、先ほど大臣もお述べになりましたように、引き揚げ促進にできるだけしんぼう強く努力いたしますと同時に、最小限度の人員を確保したいということで、舞鶴引揚援護局の規模は若干縮小いたしましたし人員も大幅に縮小いたすことになりますが、最小限度におきましてはどうしても確保したいということで、存置することにいたした次第でございます。
この引き揚げ促進の問題は、いわば相手のあることでございまして、当方だけの気持で参りましても必ずしもその通り参るとは考えませんが、しかし、当方が熱心で最善の手を打つ限りにおいては、相手方の心を打つものが当然あるわけでございまして、私は誠意を持って、また勇気を持って一つ処して参りたい。定員の問題につきましても、十分今申し上げました考え方、心組みをもって処して参りたいと思っております。
○戸叶委員 次に、衆議院の引揚委員会で幾たびも引き揚げ促進の決議がなされましたが、最近のものといたしまして、五月の十日、七月二十一日、十月五日、十月十日と、いろいろ決議をしているわけでございます。
私どもといたしましてはどの程度の人が残され、それがだれであるかということを早く知りたい、またでき得ればその方々も全部起訴免除という処分に該当して帰ってくることを希望しておりますけれども、先ほどお話がありました通り、そういうことになりました場合は、外交その他の方法によって引き揚げ促進をはかるようにいたしたいと思います。また残られた方の状況を見まして慰問品等の問題を考えてみたい、こう思っております。
この状態の解消のために、国は引き揚げ促進と調査究明に努めなければならないということが、第二十九条にうたわれております。従って、それは国家の責任というところに結局来るのではないか。従って、その間、留守家族に手当を支給し、援護してあげる、こういう考えでございます。これは広い意味においては国家補償の理念に発するもの、こう申し上げていいだろうと思います。従って、一般邦人も対象になって参ります。
しかるに、政府は、この日ソ国交回復問題につき、━━━━━━━━━━━━━━━━━特に、この引き揚げ促進問題に関しましては、一万二千四百五名の在ソ抑留同胞及びその家族の方々に対して、一体何という言葉をもってその悲痛なる落胆に報いんとするものでありましょうか、この際、私は、留守家族の人々の言葉をここで語るということも、現内閣の閣僚諸君に対しては、決してむだでないと信ずるのであります。
○山下義信君 私は今回の田辺随員の御使命は非常に重大であって、そのことをなされたことは、松本全権の複雑多岐なる交渉に比較すれば、抑留邦人の在否、引き揚げ促進という一問題に問題がしぼられて簡単明瞭であるようでありますが、あなたの使命は非常に重大である。
引揚同胞対策審議会は、第二国会において議決された引揚同胞対策に関する決議に基き、昭和二十三年総理府に設置された機関でありまして、この審議会は引き揚げ促進並びに遺家族及び留守家族の援護等に関する諸問題につき、民間の陳情を審議し、かつ、実情を調査して、引き揚げ同胞対策を考究し、その結果を内閣総理大臣に報告することを目的としておりまして、設置以来今日まで十九件の報告を行いきわめて重要な役割を果してきたのでありますが
これから御意見の発表をいただくのでありまするが、その要点等につきましては、さきに御連絡いたしておきました通り、未帰還者の実情について、引き揚げ促進の交渉経過及びその問題点について、これは北鮮地区その他も入れていただいてけっこうでございます。
○受田委員 今回の厚生省設置法の改正案は、日ソ交渉においてまず引き揚げ促進がまつ先である、残留者の帰還を完了せしめて、しかる後に日ソ交渉の成規のルールに乗り込みたいという決意を持って、松本全権は努力されたと私は了解しております。
○受田委員 厚生大臣は、この前の私の質問に答えられまして、今回の法案改正の最重点でありまする未帰還調査部を内部部局へ改組するに当っての御見解を表明されたのでありますが、これに関連して、今回日ソ交渉に際して、直接引き揚げ促進のために御苦労下さった田邊引揚援護局長がお帰りになられて、この法案に直接関連のある残留者の帰還促進、未帰還者の調査究明という問題に一大進展を来たすであろうということをわれわれ期待しておるのですが
私どもは、引揚者全員の方々と一堂に会して、親しく帰国のお喜びを申し上げ、また久しい間の御労苦をお慰めするとともに、帰国後の再出発の門出を祝福し、激励したのでありますが、これに対し、柴田団長より、私どもの出迎えと、たゆまず引き揚げ促進に尽力された国会議員に対し、丁重な謝辞が述べられたのであります。
大体補足というより重複した点が非常に多うございますけれども、私は皆さんの率直な上陸第一歩の声を中心にして、引き揚げ促進をいかに実現するかという問題につきましては、その最も重要な点については今触れませんでした。あとで柴田団長の御報告の内容によりまして、これをいろいろと御相談申し上げたい。
引揚同胞対策審議会は、第二国会において議決された引揚同胞対策に関する決議に基き、昭和二十三年総理府に設置された機関でありまして、この審議会は引き揚げ促進並びに遺家族及び留守家族の援護等に関する諸問題につき、民間の陳情を審議し、かつ、実情を調査して、引揚同胞対策を考究し、別委員会議録第九号その結果を内閣総理大臣に報告することを目的としており、設置以来今日まで十九件の報告を行いきわめて重要な役割を果してきたのでありますが
○受田委員 外務省の熱情はよくわかるのでありますが、中共との問題は、依然として双方の国交が回復に至っていない、しかも日ソ交渉のような外交上のルールにも乗っていない中国との関係があって、いずれが是か非かで議論もされておる、しかも今の重光外務大臣のような考え方で、とかく台湾を重んじ中共を軽んじようという外交上の政策においては、非常にむずかしい問題が起ると思うのですが、引き揚げ促進の問題だけは正式の外交交渉
こういうような状態でございまして、この中にはいろいろまだわずか三千人ではございまするが、引き揚げ促進については、国会といたしましてもいろいろ処置しなければならぬ問題が残されておるように考えられますので、特になまなましい向うの事情を聞く必要もあろうかと存じますので、できれば委員会等に参考人として、引揚者の代表を呼んで意見を徴することの御相談を願いたいと思いますが、御異議ありませんか。