1997-06-05 第140回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
麦価の問題で引き下げ諮問をやった。これは麦づくり農家にとっては大変深刻な問題です。しかも、麦づくり農家は九〇年の三十六万戸から九五年には十四万戸に減っているわけでしょう。もう小麦が九千二十三円では食っていけないと、これでまた小麦づくり農家が激減する。そういうことを考えると、今回の引き下げ諮問は私は絶対に認められない、こういうことを申し上げて私の質問を終わります。
麦価の問題で引き下げ諮問をやった。これは麦づくり農家にとっては大変深刻な問題です。しかも、麦づくり農家は九〇年の三十六万戸から九五年には十四万戸に減っているわけでしょう。もう小麦が九千二十三円では食っていけないと、これでまた小麦づくり農家が激減する。そういうことを考えると、今回の引き下げ諮問は私は絶対に認められない、こういうことを申し上げて私の質問を終わります。
農民運動全国連絡会などが要求しているように、農民に労働者並みの労賃を補償するためには生産者米価は二万円以上とすべきであり、今回の引き下げ諮問案は撤回すべきではないかと考えます。 大臣にお伺いしたかったのですが、午前中にお伺いできませんでしたので、政務次官にぜひお答えいただきたいと思います。
○藤田(ス)委員 今回、政府・自民党が一・五%の生産者米価の引き下げ諮問を行ったことについて、私も強く抗議をしておきたいと思います。何で生産者が十四年も前の米価よりもまだ低い米価で我慢させられなければならないのでしょうか。今回導入された新算定方式自身の問題については後ほど触れていきたいと思いますが、この米価の引き下げが生産者に与える影響を農水省は一体どう考えているのか。
きょうの読売新聞でございますが、「生産米価 五%引き下げ諮問へ 農水省固める」、そして大見出しで、「内外価格差を縮小」という記事が出ております。この生産者米価の問題につきましてはこれから論議される点ではございますが、そのようなことも含めまして所管官庁であります農水省のお話を聞かせていただきたいと思います。
畜産農家の実態を無視して一層赤字経営を押しつける引き下げ諮問に強く抗議し、まず私は撤回を求めたいと思います。 諮問についてはほかの委員からも質問がされましたので重複を避けたいと思いますが、特に指摘しておきたいのは、農家にとっての賃金とも言うべき家族労働費が大変低く評価されていることです。
○浜口政府委員 ただいま先生のお話にもございましたように、元年産の生産者米価につきましては、六十三年六月の「生産者米価算定方式に関する米価審議会小委員会報告」というものを踏まえまして、一・五ヘクタール以上層を対象とする新算定方式に基づきまして二・五五%の引き下げ諮問を政府として行ったところでございますが、政府・与党間の調整の結果、据え置きとされたわけでございます。
平成元年産生産者米価決定等に関する決議(案) 政府は、米価審議会に対し、平成元年産生産者米価について、二・五五パーセントの引き下げ諮問を行った。 生産者米価は、昭和六十二・六十三年と二年連続して合計一〇パーセント強の引き下げが強行されたところであり、本年さらにその引き下げを行うことは、将来展望が開けないまま減反政策の強化等に苦しんでいる稲作農家の経営を一層窮地に追い込むこと必至である。
さらには、我が国の農政が極めて重要な段階を迎えております中で、巷間伝えられますように、引き下げ諮問、答申、政治加算、結局は据え置きという中途半端な対応で果たしてよろしいのかどうか。農林水産大臣の所信をお尋ねいたします。
平成元年産生産者米価決定等に関する件(案) 政府は、本日、米価審議会に対し、平成元年産生産者米価について、二・五五パーセントの引き下げ諮問を行った。 生産者米価は、昭和六十二・六十三年と二年連続して合計一〇パーセント強の引き下げが強行されたところであり、本年さらにその引き下げを行うことは、将来展望が開けないまま減反政策の強化等に苦しんでいる稲作農家の経営を一層窮地に追い込むこと必至である。
大臣は、これは農林行政の責任者でありますが、今二・五五%の引き下げ諮問を米価審議会にされました。しかし、あなたは政治家です。そして、米審がきょうと三日の日終わったら直ちに政府・与党の交渉の場に出られるわけですね。そこで大体据え置き、こういうことになる、こういうルールもほぼきちんとなっておる。これは大分前からそういうことになっておるようですね。
でも、今度の生産者米価の引き下げ諮問、これは考えてみると、大臣のおっしゃることと大臣が諮問されたという行為と、この二つが矛盾しておるのではないですか。言うならば言行不一致だということが指摘されると思いますが、これについてはどうお答えになりますか。
○国務大臣(佐藤隆君) 何点か御質問でございますが、新しい算定方式というものを来年からやるということ、さらに今度の引き下げ諮問ということについては厳しい状況の中で、さらに厳しい選択を意識しながら私も諮問をいたしました。しかし、それだけに先行きについて責任を持たなければならぬと、かように心得ておるところでございます。
私は、この引き下げ諮問についてはどうしても納得のいかないものがあるわけであります。特に私どもは、例えば社会党のみだけではありませんで、言ってみれば公明党さん、共産党さん、民社党さん、社会民主連合さんといった野党共同でもって総理にも申し入れを行うなどということをやってまいりました。そしてまた、農業、農民団体の皆さん方も非常に強く現行維持をされるように希望をしてこられました。
しかし、私はこの大幅な引き下げ諮問については容認することはできません。その立場から何点か御質問をさせていただきます。 ことしの初め、ガット十品目の自由化の問題、さらには六月二十日の牛肉、かんきつの自由化、これで全国のいわゆる農業者、農村は今大変なショックといいますか、激震にも近いような不安と、一体これで農業を続けていけるのかという大変な失望感、そういうものをお持ちになっていらっしゃる。
まず、四・五%の引き下げ諮問が出ましたが、昨年に引き続きまして大幅な引き下げであります。私ども、今全国の農家を歩いておりますと、大変な苦労をして減反政策に協力をしている。減反に協力をすれば何とか稲作の農業は守ってくれるのではないかというのが農家の人たちの率直な、素朴な感情であります。しかし、このように毎年毎年米価が引き下げられる。
今、今回の四・六%引き下げ諮問案に対する大臣の感想を求められた際に、御答弁の中で、担い手に焦点を置いて検討したというお言葉がございました。私もそのところが一番問題になるところだと考えまして伺うのでございますが、これだけの二年間にわたる大幅値下げの米価、この実態を踏まえて重要な担い手諸君に、特に若い農業後継者、担い手諸君に大臣は今日時点でどういう言葉で御説明をいたしますか、伺います。
○宮島滉君 けさなんですが、いわゆる加工原料乳の保証価格の諮問が畜審の酪農部会に置かれたわけでありますけれども、それを拝見いたしますと、先ほども同僚議員から御指摘もあったようでございますが、今回保証価格におきまして三・五%の引き下げ諮問、七十九円八十三銭にとどまっているわけなんです。
総理大臣、米価引き下げ、五・九五%引き下げ諮問を審議会にいたしまして、まだ審議会の答申は決まってないんではないかと思いますが、私、最近帰りまして、地元の農家の皆さんと夜遅くまでずっと回りながら議論をしておりますが、減反については食管制度を守るということが前提にあるから、まあ農家の若い人たちも、農村の人たちもやむを得ないかなと泣く泣く納得をして、非常に不満があります。
構造改善局長にお尋ねをいたしますが、このような急激な米価の引き下げ諮問に対して、生産者団体の皆さん方はまさかこんなに過激だとは思っていらっしゃらなかった。今回の米価闘争の特色は、ある程度の引き下げはやむを得ないという感触で生産者団体の皆さん方はずっとおいでになった。しかし、もう一つ強い要請は、では生産環境を国はどういうふうに本格的にてこ入れをして整備を推進してくれるんだ。
○水谷委員 三十一年ぶりの引き下げ諮問、これによりまして今日本列島も、特に米作中心地帯は大変な衝撃を受けていることは事実だと思います。このような急激な価格引き下げ、これは我が国の今後の農政を考える上からいきますと大変重大な問題であります。 そこで、米価を中心に質問させていただくわけでございますが、そこに入る前に、先ほど来各委員からも米の輸入問題についてのいろいろな発言がございます。
これを受けてやったら今回のような引き下げ諮問なんてことはなかったと思います。 そもそも生産費を償わない米価であるというその何よりもの証拠は、昨年の米価そのものが全農家戸数の二七%しか生産費償ってないじゃないですか。そうでしょう。
その点からいったら、これは今回の引き下げ諮問というのがまさしく日本の国民の主食である米つぶし、さらには農業つぶしという大変な問題を含んでいるということを私は申し上げたいんです。 最後に大臣お答えいただきたいんですけれども、そういう中で、詳しくは今の問題は後で山田次長と質問やりとりいたしますけれども、即刻やっていただきたいのは三つ。
○国務大臣(加藤六月君) ことしの諮問案を決める前、各界各方面の意見をいろいろ承った際にも、昨年の政府諮問米価は三・八%引き下げ諮問でありました。
畜産の諮問政策価格の審議がいよいよ始まりますが、聞くところによりますと、畜産環境の諸般の事情から大幅な引き下げ諮問が行われるというふうに言われております。そういう中で、農林水産省として酪農、畜産の情勢についてどういうふうな検討をし、これらについての基礎資料の検討といいますか、それらをなさったのか、その辺のところの事情を御説明いただきたいと思います。
私は、そこでまず、そうしたビジョンも決まらないのになぜ引き下げ諮問をされたのか、ここのところをもう一度御説明をいただきたいということと、そしてそういう中で農業団体等が主張している考え方というのがこれは間違っているのかどうか、無理なのかどうか、この点についてどう御判断になっているか。
私があなたにお伺いしたいことは、前大臣からこのように国会で所信を明らかにしている、しかしこれがわずか四カ月後の米価決定では引き下げ諮問が行われている、一体これはどういうことなんですか。大臣がかわればこんなに変わるものですか。米作をめぐる環境がこの四カ月間そこそこにこう変わったという客観的な事実がありますか。答弁してください。
一番簡単なのは、自民党が多数をとると生産者米価は引き下げ諮問をすることは間違いないんですよと、こういうこと。しかし、これも突っ込んでみると少し無責任な言い方みたいに私は感じているわけなんですけれども、あなたの方では一体どの辺にこの水準を置いてみんなを説得できるような数字的な物の言い方、わかりやすい提起の仕方というのはできるのか、その辺をちょっと教えていただけますか。
○藤原(房)委員 最初に、本日米価審議会に対しまして生産者米価三・八%の引き下げ諮問をされましたことにつきまして、私どもは現在の日本の農業の現状からいたしまして、また特に稲作農家の現状からいたしまして、これは現実性がないといいますか、この引き下げ諮問は取り下げるべきであるということをまず冒頭に意見として申し上げておきたいと思うのであります。
そういうことで、まずこの引き下げ諮問の撤回を求めたいと思いますが、いかがでありますか。
○神田委員 それではマイナス三・八%の引き下げ諮問を行った根拠はどういうことなのか。つまり、いろいろな計算の仕方があったわけでありますが、その中で常に大臣は、生産農民に対しまして希望を失わせない農政を行うあるいは米価を求めていくということを主張せられておりましたが、この三・八%という数字の根拠を御説明いただきたいと思います。
そのために各地区では規模拡大をしてまいりましたが、今三月の畜産物の価格の決定のときにもわかるように、加工原料乳は三円九十銭の引き下げ諮問をして、いろいろな動きの中で二円五十銭が事実上引き下げられた。豚の価格の場合には六百円が五百円台になり、鶏卵の場合には去年の六月の社会党、公明党、民社党、また別に共産党からの法案の提起もあり、農林省の方の通達による調査があって、一定の価格を保ってきたわけです。
きのうの諮問では、豚肉、さらに去勢牛肉の引き下げ、そしてまたきょうは保証乳価の引き下げという、まことに現下の酪農、畜産農家の実態に合わない、そういう引き下げ諮問をしたわけでございます。 そこで、この「畜産局長説明」という中で、特に「酪農経営の動向」の中で、「五十一年以降水稲を上回って推移。」をした、あるいは「酪農経営の負債額は増加したが、これを上回り資産額、貯蓄額が増加。
引き下げ諮問をしたのは初めてのことであろう、こう思うのであります。 私ども社会党並びにそれぞれの団体の立場から、少なくとも物価上昇率に見合う価格は補償してやるべきである、再生産を保証するだけの価格を決定すべきである、この立場に立って何回か大臣ほか政府に要請をしてまいりました。しかるところ、ただいま申し上げましたような引き下げ諮問が行われた。
以下五項目にわたって申し入れを行ってきましたが、今回の引き下げ諮問につきましては全く遺憾に思っているところでございます。
さらに本日の朝日新聞では五%の引き下げ諮問へなどというふうに報道されております。 審議会の酪農部会にかける以前から、何かそういう雰囲気がつくられていて、もっと言えば、何かそういうことで世論操作をしているのではないかというふうに思わざるを得ないわけでありますが、本年度の畜産物の政策価格の決定に当たってどのような方針を持っておられるのか、まず初めにお伺いいたしたいと思います。