1949-04-26 第5回国会 衆議院 建設委員会 第8号
しかも第一回の建設院並びに建設省に技監を置くという荒つぽい條項をつけて技術官が登用されたのでありまするから、技監などを置かないで、大いに事務官として政治力も研鑚してもらうということになつて、事務官の方々よりも技術官で事務官と同じ政治力を持つた技術官出身の次官がこれから続けて出ればまことにいいと思う。
しかも第一回の建設院並びに建設省に技監を置くという荒つぽい條項をつけて技術官が登用されたのでありまするから、技監などを置かないで、大いに事務官として政治力も研鑚してもらうということになつて、事務官の方々よりも技術官で事務官と同じ政治力を持つた技術官出身の次官がこれから続けて出ればまことにいいと思う。
それよりも、いかにして建設院並びにその他から出てくる予算を、どの程度までこれの希望を満たし得るかということにつきまして、日夜苦心しておる次第でございまして、この点誤解のないまうに御了承を願いたいのであります。しかして公共事業費中の災害対策費の細目の問題につきましては、内田次長からただいま御説明をいたさせたいと存じます。
建設院並びに農林省その他関係各省の公共事業費の額だけを見ましても、二百五十億余りになんなんとするほどの大惨害であつたのでございます。 しかしながら、これは金銭に見積もり得る金の損害の額でありますけれども、金銭に見積もることの出来ない損害、人的の尊い損害、あのあまたの犠牲者の立場を考えてみますならば、何とも申し上げようもない、悲痛の年に駆られざるを得ません。