1948-05-29 第2回国会 衆議院 本会議 第52号
○國務大臣(芦田均君) ただいま今村君より取上げられました建設省設置の問題は、第一國会以來の懸案でありまして、政府が所管とする各般の建設事業を一元的に建設省に統合して、その運用の完璧を期せなければならぬという議論は、國会においても絶対多数の意見として表示せられたところであります。この内閣においても、行政機構の改革、行政整理の断行と相並んで、建設省設置の問題を研究いたしたのであります。
○國務大臣(芦田均君) ただいま今村君より取上げられました建設省設置の問題は、第一國会以來の懸案でありまして、政府が所管とする各般の建設事業を一元的に建設省に統合して、その運用の完璧を期せなければならぬという議論は、國会においても絶対多数の意見として表示せられたところであります。この内閣においても、行政機構の改革、行政整理の断行と相並んで、建設省設置の問題を研究いたしたのであります。
○政府委員(藤井丙午君) すでに遞信當局の方から詳しく御説明があつたと存じまするが、御案内のように、この戰災復舊等、遞信關係事業におきましても、本年度におきまして百八十二億というような厖大な建設事業、復舊事業をしなければならんというような事情にございまして、一方財源關係におきましては、これ亦すでに御説明があつたと思いますけれども、なかなかこの建設資金の財源の捻出ということは非常に問題でございまして、
特に御審議になつておられまする案件につきましては、安定本部といたましては、御案内のように、それは鐵道、遞信の特別會計におきましても、事、建設關係に亙りまする問題は、豫算といたましては特別會計でございますけれども、その建設事業の事業内容等の査定は、他の公共事業一般と同樣に安定本部の方も建設局關係でこれを査定する建前になつておりまして、事柄の性質から申しましても、密接な關係を持つておるわけでございまして
先ず現下のわが國の現状からいたしますれば、最も重要なる問題は資金の一千二百億の調達方法でありまするが、現在の我が電力業界は、御承知のごとく企業の再編成の問題、電産労働問題、料金問題、旧外債問題等、その他難問題が山積しておりまして、業界はこれが処理につきまして手一ぱいであるのでありまして、これを現在の日本発送電会社等に課して見ましても、到底かくのごとき新規模大建設事業に迅速且つ果敢に取つ組み得ない段階
それから建設面の勘定におきましては、これは独立採算というような問題とは違う新規の建設事業に関する問題であります。これに対しましては、從來とも公債を発行し得る、かように考えておるのであります。ただいま御指摘のごとく、この建設勘定に対しましては、公債を発行するということは、理論上は可能でありますが、これはインフレに相当の影響があるということは、御指摘の通りであります。
しかし市場消化、金融機関の再建整備も進み、貯蓄の増強、そういうものによつて市場で消化される範囲においては、公債というものも発行は一向差支えない、現に御審議を経、御承認を得た昨年のあの大きな追加予算のもとにおきましても、そういう意味の建設事業への投資については、公債の発行を認めておるのであります。これも市場消化の範囲で認めておるのであります。
そればかりではなしに一般に建設事業あるいは土木事業とせられておりますところの、河川であるとか道路、あるいは砂防事業、漁港、船溜のみならず一般の貿易港湾、いわゆる港湾関係、それから造林あるいは林産物を搬出するところの林道というようなもの、およそ種目といたしまして十数目になるのでありますが、これらの建設復興開発関係が一本になつて公共事業費予算としてきまるのであります。
併しながら、取敢えず内務省の解体に伴う臨時の措置であるといたしまして、将來は大規模な國土建設事業に関する省を設くることを予期いたしまして、取敢えず暫定的の措置として、この小規模な建設院で先ず我慢をして置くということにいたしたのであります。
これに対する政府側の答弁は、國家復興再建の途上において、建設事業の推進が重大問題であることに関しては、まつたく同感である。政府としても、その重要性を十分に認識し、政府機構の上にも最大の関心を拂つているが、要は國の財政能力と資材の関係が問題である。現在の財政及び資材能力の見地よりしては、建設院のままでその全能力を発揮させることにより、十分復興事業に推進できると信ずる。
それから資材関係、機械器具関係、資金の関係、労務の関係というようなことは、これは建設事業一般に亘る仕事であると考えられまして、それから所管行政に関する統計調査一般及び綜合調整、これも総括的の問題である。で今まで私の申しました事柄は、これはどうも一括して、何と申しますか、綜合調整的の機能に属するのでありますから、一纏めにしてよろしいであろう。
だから農民の團体、農民の組合、そういう者がいろいろ直接、この建設事業によつて生死の苦しみをしておりますいろいろな團体、市民の團体、技術者の團体、文化團体などの團体の代表者というので以て一つの審議機関、民主的な機関、例えば私共のたびたび今まで提案し、運動して來て見ました案としては、建設審議会、そういうような形で、この官廳の事業方針、復興方針などで実際人民、國民の側からの意見とをよく相談して方法を決めるというために
然らば國土計画はどういうようなことをするかという大体の内容は、我々今想定して、おるのは、勿論ただ單にこの建設事業を配分するとかいうのでは、國土計画そのものは意義をなさないので、少くとも人口の適正配分とか、或いは農地の、適当な農地、或いは又山林、又は工業地域の制定とか、工業の分布、或いは又経済方面に亘つての貿易その他の点も全部織り込んで、綜合的な計画を立てて初めて國土計画の本当のものができ上るので、この
○片山國務大臣 ただいま内海君からの復興事業、新國家発足にあたりましての建設事業の重要性について、詳細に述べられました點については同感であります。十分國家としてこれに力を入れまして、その重要性を認識し、政治機構の上にこれを取扱つていかなければならないのであります。
この意味から申しまして、この復興事業の重大性を考え、建設事業の最も力を入れなければならない點を考えて、先ほどたびたびお答えいたしまする通り、内閣の直属として外局として置くのでありまして、もちろん内閣總理大臣の重大なる責任においてその発展を期さなければならないと考えております。
つきましてはこういう建設事業、國土計畫の事業というきわめて科学的な知識を必要とする國家的な事業については、内海君の言われました御趣旨を十分に尊重して、その人選に當たりたいと考えております。
例えば今内務省を解体いたしまして、内務省の國土局と、それからして戰災復興院とを合わして建設院というものが今言われておりますが、建設院ではいかない、有らゆる建設事業は建設省というものを設けて、これに統一しろという議論が相当に強いのでありまして、これができることか、できんことかということにつきましても、各省との関係もありまするし、大分複雑しておりまするので、これも相当に研究しております。
治山治水の事業であるとか、或いは道路建設事業であるとか、水力発電事業であるとか、勿論資材の関係もあることでありまするが、いろいろの対策が考え得られる筈であると思うのであります。要するに今回の補正予算には、積極的な失業対策というものは、殆ど見受けることができないのでありますが、二十三年度の予算には、是非とも積極的に計上せられることが必要であると思うのであります。
○稻村委員 私やはり現場の關係等についてよく御存じの勞働組合の方にお尋ねしたいと思うのでありますが、最近勞力過剩云々ということを言われておりますけれども、たとえていうならば、最近の鐵道の建設事業などは、請負關係の仕事が非常に多いように見受けておるのでありますが、この點について、請負關係とそれから現場の勞働者との關係を、ある程度政府はいろいろ調整することによつて、むしろ過剩人員の問題が片づく點も相當あろうかと
それで経済安定本部におきまして、各方面の建設事業の長期五ケ年計画というものを樹てることになつておるようでありまして、林野関係に対しましても五ケ年の基本計画を提出せよという照会がありましたので、その資料を提出いたしました。
これはなぜ私はそういう考えをしておるかというと、治山とかそれから造林とかいう言葉は、結局山に対する建設事業である。植林をやりますということは山に対する建設であり、荒発地を直すということはやはり建設事業である。
○説明員(伊藤剛君) 經濟安定本部で扱つておりますのは公共事業と申しまして、昭和二十一年の九月から司令部の命令によりまして、各省が扱つております建設事業關係の豫算を取纒めておるその公共事業の枠内だけのお話しか申上げられないのであります。それで二十一年の九月以降本年まで觀光事業に對して、實は國庫補助及び資材の放出はしておりませんです。
そこで電力に關しまする建設行政を建設省の移管しようという御説の出ますのも、そのねらうところは、おそらく他種建設事業との調整でありますとか、建設事業の總合的な推進をせよというところにあると考えるのでありますが、利水治水その他の事業との總合的な調整は、經濟安定本部によりまして、十分に目的を達成し得るのであります。
その点で提案申上げるのですが、逓信省の担当当局をこの委員会に呼んで、そうして堂々と我々が、敢えて事務局を煩わすことなく、他の委員会がそれぞれ建設事業については建設の当局を呼び、運輸については運輸の当局を呼ぶように、一つ逓信省の電話の係を呼んで、どうしてこんなに遅れたのか、一体どこに物を持つているのか、そうしてそれはどういうふうにして解決するのか、一つ即刻この席へ呼んで、責任のある答弁をとことんまで追及