1998-03-19 第142回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
実は、この本の中で紹介されていることも、従来の日本の建築技術、家を建てる技術ですね、そういうものをもってして、木材によって本当に健康な住宅をつくることができるという提言といいますか、実例を紹介をしているわけでございます。そういう意味では、恐らく日本の建築技術であればそれほどコスト的にかからなくても健康な住宅をつくるすべはあるのだと思うのです。
実は、この本の中で紹介されていることも、従来の日本の建築技術、家を建てる技術ですね、そういうものをもってして、木材によって本当に健康な住宅をつくることができるという提言といいますか、実例を紹介をしているわけでございます。そういう意味では、恐らく日本の建築技術であればそれほどコスト的にかからなくても健康な住宅をつくるすべはあるのだと思うのです。
また建築技術家が手続上の問題で、これからまたふえようとするところの各建築主事を設置している特別市の条例、条例というのはしょっちゅう変わるもんですよ。それを一々買わなければならぬということになったら、とてもじゃない煩瑣で、しようがないです。技術的な問題なら別です。
そういう点について単なる建築基準ではなくして、都市計画の要素が非常にふえているということからいって、建築主事がそれらの問題を建築技術家の立場からこれを判断するだけで足りるかどうかという問題です。しょせん建築技術家は建築家であります。また、その中にも都市計画を主要なる分野として学校を出た人もいますし、また都市工学という学科も各大学に持っています。
そこで、そうした意味の強度の安全性というものだけを建築技術家が——これは建築技術の研究なりまた考え方が建築技術家だけのものであった時代のことを言っているわけです。社会性というものがない時代のですね。
建築家は、建築技術家は、ただ単に建築物に対する、現行よりも、もう少し利用度の高いという前提に立つ、あるいは建築技術上の新しい分野を開拓したというような気持を持っておろうけれども、私は、これ自身の改正がいかに国民経済にプラスになるか、いかにまた都市交通なり、あるいは全体の環境がよくなるかということのほうが重大だと思うのです。こういう点についての検討はじっくりしなければいかぬと思うのです。
これはりっぱな建築技術家がいるでしょうけれども、ただスタイルだけよくても中みの問題ですからね。
○田中一君 一つのプランができ上がると、それによってプランを作るのは、建築技術家が作っているのですね、現在では。それであと道路なり下水なり、あるいは橋なり何なりでも、それについてこい、そういうことになっているわけだね。そこに私は問題があるのじゃないかと思うのです。やはり総合したものがなければならぬと思うのです。
これは建築技術家の問題ではない、しろうとの施工主がこんなものがほしい、あんなものがほしいという場合もあるわけですれ。そういうものはどんなように規定をするつもりであるのかですね。
たとえば法務府においては二百数十名の建築技術家を持っておるのだし、そうして委託工事を建設省にまかしている分もあるのだし、従って、これは議員提案ですから、閣議でどういう申し合せが出るか存じませんけれども、少くとも小島営繕局長はこの法律が議員提案されるということはわかっておる。従って、閣議で何らかの協定をしなければならぬと思うのです。協定というか、申し合せですね。
そこで一もう一つ伺いたいのは、現在大使館並びに領事館等に、日本の建築技術家が領事あるいは技術家として配置されている事実があるかどうか、この問題をまず伺いたいと思います。
これは私の方から出しています法案にも、むろんこのコストの低減ということは十分に検討して、また無理なくらい押し込んで、これはりっぱな建築技術家が政府機関にもおるのですから、やってくれということをお願いして、そうして低額所得者にも負担し得る、家賃というものは最低の線を押えて考えているわけなんです。
これは七十年、七十五年と押える根拠が、あなたばかりではない、共通した建築技術家に向つて問いたいのです。百二十年、百年が耐用年限だとした場合に、それより残つた場合の分は、それに対する利息というものは当然事業主体に入つて来るわけですね。それを見込んでもいいというのですね。
○田中一君 今日の新聞を見ましても、大きな建築物の建築制限をしようというような構想が政府か或いは自由党の内部かにあるように見たのですが、年々建築技術家、いわゆる建築士としての有資格者は増大するわけです。一面行政整理をし、又不確定の事業量というものを見込んでの定員増というものは、結局人間の整理をしなければならんというところに帰着すると思うのです。
曾て建築技術家の方々が従来のように美術を作るような考え方で、芸術品を作るようなつもりで弄んだのでは三百円乃至五百円では上らんと思うのです。従つて非常に従来我々が考えておつた観念よりも飛躍しまして、無論地震にも耐え、燃えない家、実用向な本当に国営住宅らしい住宅に持つて行つて欲しいと思います。甚だ恐縮ですが、どういう施工とか、どういう設計で以てやるか、概略を伺いたいと思うのですが……。