1965-02-27 第48回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第6号
しかし、これを直すためには、どうしても高層建築、不燃化に進まねばならぬ。都内をもし四階建てにすれば、約半分の土地があくわけです。ワシントンの道路率は三割をこえておると聞いておりますが、ワシントンのような町に、四階建てにすればなし得るわけです。今日の木造建築を私は仮建築とまず考えて、そしてやがて四階建て以上にしていく。そして四十代まではアパートに住むほうが経済的でもあるし、簡素である。
しかし、これを直すためには、どうしても高層建築、不燃化に進まねばならぬ。都内をもし四階建てにすれば、約半分の土地があくわけです。ワシントンの道路率は三割をこえておると聞いておりますが、ワシントンのような町に、四階建てにすればなし得るわけです。今日の木造建築を私は仮建築とまず考えて、そしてやがて四階建て以上にしていく。そして四十代まではアパートに住むほうが経済的でもあるし、簡素である。
その当時ならば、率直に言うと、坪一万円も出せば、もう安いものだったが、ついに予算の裏づけなくして、今日坪二百万、三百万というふうになり、高層建築、不燃化建築ができて、移転補償というものにも国が大きな負担を背負わなければならない時代になってきた。まことに私は残念であります。
また一方総合経済六カ年計画という作業をそれまで進めておりましたので、これに織り込む木材の需給計画、都市ガスの普及の問題、風倒木に対する利用の措置、また建築不燃化の普及のための措置、それから運輸関係のこの方面の仕事が多少おくれておったような関係もありますので、運輸省等の協力も得まして、運輸機関の不燃化の促進、さらには包装関係で魚函その他の関係の普及の問題、そういう問題を中心といたしまして関係官庁及び関係団体
なお建設不燃化の問題でありますが、戰時中市街地建築物法の適用を中止していた関係もあり、最近火災による建築物の滅失は相当数に達しておりますので、今後は市街地建築物法、特にこれに基く臨時防火建築規則の適正なる実施により、建築不燃化の問題を解決して行きたいと考えております。