1948-12-10 第4回国会 参議院 本会議 第8号
〔小野哲君「輸送力増強施策の遂行についての御決意を承わりたい」と述ぶ〕 輸送力の増強については、やはり外國の資本化が日本の廣軌鉄道であるとか、或いは電氣事業の発達等について、投資の目的もありましようが、日本の復興のために相当研究をいたしておる事業家も現に参つており、又中央において私の面接いたしたところでも数人の者が参つております。
〔小野哲君「輸送力増強施策の遂行についての御決意を承わりたい」と述ぶ〕 輸送力の増強については、やはり外國の資本化が日本の廣軌鉄道であるとか、或いは電氣事業の発達等について、投資の目的もありましようが、日本の復興のために相当研究をいたしておる事業家も現に参つており、又中央において私の面接いたしたところでも数人の者が参つております。
次にこれを拂下げる問題でございまするが、現在實質におきまして、戰爭後において相當國有鐵道との關連事項の面におきまして、施設等もともにいたしておるものもありまして、もしこの鐵道を拂い下げまするならば、たとえばその間にある廣軌部の所在地は、一々社線に對して社線の線路を使用するところの使用料を拂つていかなければならぬという實態も出てきております。
東海道からもつてくる汽車も、機關車もないと言われるけれども、東海道が廣軌でこつちが狹軌というわけではない。それから東北方面の汽車は、特に窓がない。ぶつこわしたのは東北の人間であるかもしれないけれども、とにかくこれから吹雪になるし、とうげがたくさんある。三國一の聟さんも、福島から米澤までいけば、まるで土人のようになる。それで東海道のようなあまり風のはいらない客車を、東北方面にまわしてもらいたい。
ただ將來の十五年、二十年後の日本の交通がはたして廣軌でいくべきものなりや、はたして現在の三フイート六インチの狭軌で複複線計畫でいつて差支えないものかどうかという點につきましては、相當抜術的な檢討を遂げなければならぬ。
○伊能政府委員 鐵道幹線廣軌の問題は、昨年の夏新聞で御承知のごとく、相當大きな問題に相なりました。東京・下關間彈丸列車の計畫の復活ということにつきまして、かなり世上の議論になつたことがございますが、私どもは戰爭遂行の問題に關連しまして、昭和十二年に鐵道幹線廣軌の問題が具體的に取上げられ、そうしてその後國力これに伴わずして、遂に中絶をして今日に至つたのであります。
○小平委員 鐵道の電化と關連しまして、でき得ればわが國の鐵道を廣軌にしたらどうかというふうにも考えられます。もちろん國力等の關係もありまして、一擧には參らぬかと思いますが、先ほどもお話のように、特に今後觀光日本をつくるためには、できるならばぜひ廣軌鐵道にしたい、この機會にやつていただきたいという氣持がありますが、これについて當局としてはどのようにお考えになりますか。