2021-02-10 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第1号
コンゴの話でよく出る話で、子供が石、コバルトの入っていそうな廃鉱石から拾ってくると。これはつまり、今まではコバルトを回収していなかったというようなことがあるので、それも含めた意味での上流権益とお考えいただければ。
コンゴの話でよく出る話で、子供が石、コバルトの入っていそうな廃鉱石から拾ってくると。これはつまり、今まではコバルトを回収していなかったというようなことがあるので、それも含めた意味での上流権益とお考えいただければ。
この廃鉱石には放射性物質のトリウムというのが含まれているわけでございまして、これが非常に簡単な露天掘りの最終処分場に投棄をされていることが問題になっております。現地の住民も非常にたくさんの方々が反対運動に参加をしておるわけでございますし、操業停止などを求めて裁判所に訴訟を提起している。さらにこの問題はエスカレートをいたしまして、排日、日本商品ボイコットにまで高まっている問題があるわけでございます。
たとえばずっと以前徳川時代に掘った廃鉱石がある。そこに何人も鉱業権を設定しておらない。当時は経済品位がなくて全然廃石になっておった。ところが最近は製錬、選鉱などの鉱石の化学的な処理の方法が発達をして、非常に経済品位になり得る鉱物ではあるわけですので、したがって、そういう鉱物はたとえば鉱業法上の適用鉱種の中に入るわけですね。
たとえば昔捨てた廃鉱石は分離されておるわけです。したがってそういうものをさがす場合には、この第七条は適用されないわけですね。