2002-05-20 第154回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
四頭には、一九九六年三月から四月の間に生まれた高齢の廃用乳牛であること、また群馬県高崎市内の全農系の工場、科学飼料研究所高崎工場で製造されました代用乳、ミルフードAスーパー又はぴゅあミルクのいずれかが与えられていたという共通点がございます。
四頭には、一九九六年三月から四月の間に生まれた高齢の廃用乳牛であること、また群馬県高崎市内の全農系の工場、科学飼料研究所高崎工場で製造されました代用乳、ミルフードAスーパー又はぴゅあミルクのいずれかが与えられていたという共通点がございます。
さらに、廃用乳牛ばかり三頭、BSEを発症したことから、乳牛関係者は深刻な打撃を受け、混乱に陥っています。これらにどう対処されるのか、伺うとともに、これらの牛が解体されずに処分されることになれば、汚染源の原因究明への影響が心配されます。どう対処するのか、あわせてお伺いをいたします。
そういう意味では、一つ今大きな問題になっているのが廃用乳牛の処理なんですよね。どうも報道等によれば四万四千頭ぐらい滞っているのではないか、こういうふうに言われております。そして、どうもそれぞれの屠畜場においても、もし万が一感染牛が出たなんということになると屠場を休まなくちゃならぬ、こういうふうなこと等々があってなかなか屠畜を引き受けてくれないというか、そういう状況があるような話を聞いているんです。
それから、農林省の方に聞きますが、農林省の家畜衛生試験場が群馬県の依頼で、昨年の九月、安中野殿地区の廃用乳牛二頭の調査をいたしまして、その結果を発表しておりますが、これは血液、肉の部分のカドミウム濃度は平常だった。つまり血液とか肉は何でもなかったけれども、肝臓が一・四三から一・〇一PPM、じん臓には六・二五から六・〇五PPMが出た。
○政府委員(桧垣徳太郎君) 廃用乳牛にシャロレー種を交配いたしまして、肉用牛としての一代雑種を取るということは、これは非常に進んだ考え方でございまして、私どもも一般の廃用牛ないし子牛を再び乳用牛として育成をする慣行のない、いわゆる一腹搾り地域というようなところの乳用牛について、シャロレー種との交配による肉用子牛の生産をするということを奨励、推進をしてまいりたいと考えております。