1949-04-05 第5回国会 衆議院 本会議 第12号
敗戰後において日本政府はこれらの庶政革新をするために、断固たる政策をとるべきであつたのでありますが、遂にその時機を得ずして今日に至つたのであります。しかしながら民自党の内閣は、絶対多数をとつたこの機会において庶政刷新をいたして、日本の経済、日本の政治の建直しに直進いたしたいと思うのでありますから、(拍手)かりにわが党が二百七十名になんなんとする多数を擁しても、多々ますます可なりなのであります。
敗戰後において日本政府はこれらの庶政革新をするために、断固たる政策をとるべきであつたのでありますが、遂にその時機を得ずして今日に至つたのであります。しかしながら民自党の内閣は、絶対多数をとつたこの機会において庶政刷新をいたして、日本の経済、日本の政治の建直しに直進いたしたいと思うのでありますから、(拍手)かりにわが党が二百七十名になんなんとする多数を擁しても、多々ますます可なりなのであります。
庶政革新の時でありまするけれども、直ちにこれらの制度を全部撤廃いたしまして、新らしい制度に移るというのにはまだ難色が多いと、かように思つておりますが、併しながら決して生成発展する世の中の勢いというものは、昔の制度にのみ執著を許さないのでありまして、今日特定局の問題について種々の御意見のある点は、私共は耳を傾け、その取るべきもの、その急速になさねばならんことにつきましては、これを採用し、実施するに吝かでないのであります