2000-03-08 第147回国会 衆議院 建設委員会 第3号
それともう一つ、最近でもキトラ古墳の問題や、あるいは庭園遺跡の問題や、あるいは昨年の富本銭が出たすばらしい工房の跡というのですか、飛鳥池遺跡、そして今度のカメ形の石造物を中心とした石敷きの遺構、こういうものが次々に発見されているわけです。
それともう一つ、最近でもキトラ古墳の問題や、あるいは庭園遺跡の問題や、あるいは昨年の富本銭が出たすばらしい工房の跡というのですか、飛鳥池遺跡、そして今度のカメ形の石造物を中心とした石敷きの遺構、こういうものが次々に発見されているわけです。
奈良時代の庭園遺跡、すでに文化庁傘下の奈良県国立文化財研究所では発掘調査の概報という出版物も出しておりますが、非常にみごとな庭園の遺跡ですね、遺構が発掘をされておる。私は、文化庁にこれの史的価値というのはどういうものであり、今後この保存についてどう考えておるのか。
まず、御指摘の遺跡の歴史上の価値でございますが、この庭園遺跡は奈良時代初期につくられた苑地を伴う庭園遺跡でございまして、日本様式を有する庭園といたしましては、これまで発見されたもののうちで最も古いものであるわけでございます。
○政府委員(吉久勝美君) その点につきまして私どもといたしましての考え方を申し上げたいと思いますが、この庭園遺跡の保存につきましては、これを旧状に完全に復元をいたした上で保存し、あるいは公開活用を図るのが適切ではなかろうかと存じておるわけでございます。