1949-04-05 第5回国会 参議院 法務委員会 第4号
思うに一府縣下に二地方裁判所を設けることの可否は、畢竟便宜の問題であつて、説けてならんという自然法則があるのではない。だから東京でも二地方裁判所が便宜のために設置された例もあるわけだと考えます。我が小倉支部も、一日も速かに独立の地方裁判所、地方檢察廳として司法実務の完璧を期せられんことを管内官民ひとしく熱望して止みません。
思うに一府縣下に二地方裁判所を設けることの可否は、畢竟便宜の問題であつて、説けてならんという自然法則があるのではない。だから東京でも二地方裁判所が便宜のために設置された例もあるわけだと考えます。我が小倉支部も、一日も速かに独立の地方裁判所、地方檢察廳として司法実務の完璧を期せられんことを管内官民ひとしく熱望して止みません。
先般、新給與に関する法律案が國会の審議を願つて決定した次第でありまして、それによる新給與整備委員会の妥結に基いて、團体交渉と同じ実態を備へた地域給與委員会が構成されまして、近く地域給按配の根本方針が決定せられ、同時に各府縣下に地域給調査会ができて、その結果をまとめまして、中央で同じデーターで議論して、結論を出すことになつております。
何となればこれは全府縣下でおりますから、供託金なしに賣名的な者がたくさん現われてくるというようなおそれであるのであります。そういうような考えの人は、衆議院議員の選挙だとか、あるいは参議院議員の選挙の予備に、そういうことをやつておこうといつたような考えをもつ者もあるようにも考えられるのであります。
一部の意見といたしまして、資材の割当権をもつておりまするところは、比較的工場の実体に通曉しておるというような観点から、全部商工局が中心となつて、むしろ府縣廳はこれに協力態勢をとつてやるべきだというような意見もございますが、私どもの考えでは、やはり從來から各府縣下の中小企業者に対しましては、府縣の全力をあげて予算を計上し、全力をあげてこの指導に当つてまいりました長年の仕事から申しまして、やはり府縣廳を
要するに、今申しました大きな方面から見まする行政整理の問題であるとか、あるいはまた今澎湃として起つておるいわゆる地方自治の民主化、これから出発して、あるいは新警察法の問題に沿うて組合組織の問題等から考えましても、どうしても将来各方面で、各府縣下において数町もしくは数村落が集つて、—村落はちよつと語弊がありますが、要するに数町が集つて一つの市制を形成するというような空氣が、相当濃厚になつておるのであります