2016-02-12 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
政府として、経済再生と財政健全化の両立を図るという観点から、例えば、平成二十四年度の補正予算においては、景気の底割れ懸念というものがあの当時ありましたものですから、その対応策として五兆二千億の公債発行というのを追加発行させていただいて、十兆三千億の景気対策というか経済対策を実施させていただきました一方、平成二十七年度の補正予算においては、経済の下振れリスクというものを適切に回避させつつ、いわゆる二年連続
政府として、経済再生と財政健全化の両立を図るという観点から、例えば、平成二十四年度の補正予算においては、景気の底割れ懸念というものがあの当時ありましたものですから、その対応策として五兆二千億の公債発行というのを追加発行させていただいて、十兆三千億の景気対策というか経済対策を実施させていただきました一方、平成二十七年度の補正予算においては、経済の下振れリスクというものを適切に回避させつつ、いわゆる二年連続
もう一つは、財政規律との話ということになるんだと思いますが、これまで安倍内閣で第二次、第三次の中におきましてそれぞれ三度の補正予算を編成しておりますが、いずれも経済対策というものを考えないと、財政規律にこだわって結果として不景気になったら何のためだか意味がありませんので、そういった意味では、二十四年度の補正予算のときにおきましては、これは経済の底割れ懸念に対応するために補正予算を十兆三千億させていただきました
そして、二十四年度は、もう御存じのようにこれは政権交代直後で予算が組めませんでしたので、そういった意味では、これはもう補正予算をまずは組まねばならぬというようなこと等々から、底割れ懸念への速やかな対応ということでやらせていただきましたし、そして、二十五年度は御存じのように消費税の引上げに伴います反動減というものを考えておいてその対応をやらねばならぬというので、緊急的な対応は結果として続いたんだと、少
にもかかわらず、所得階層の底割れ懸念のみに注意を奪われているかのような小泉政権の政策選択にかかわる発展性のなさは大変悲しいものであります。 ともあれ、いま一度、三大臣にはよくよく心してほしいことがございます。
依然、底割れ懸念が残る雇用失業情勢に照らすのであれば、本制度の制度設計を再検討するとともに、さらなる財政的裏づけを求めて坂口大臣御自身が財務省に乗り込んで談判するぐらいの気概を私は持っていただきたい。前向きな答弁を求めます。 最後に、もう一点、坂口大臣にお伺いいたします。
底割れ懸念すら帯びつつある雇用失業情勢にかんがみても、今こそ、坂口労政、坂口雇用対策と言われるような労働政策の確立へ、その能力、見識をお持ちの坂口大臣であるからこそ、不退転の決意を持って臨んでいただきたいと存ずるものであります。 今はやりの雇用ミスマッチ論は、雇用失業問題の本質をゆがめるおそれがあります。
しかるに、手当てされた額が五千五百億円に終わったことをもってしても、底割れ懸念すら現実味を帯びつつある危機的雇用失業情勢の改善に向けた決意があるのかさえ疑わしい補正案だと厳しく批判せざるを得ないのであります。 反対の第二の理由は、ワークシェアリング推進などに向けた具体策が全くないことです。
その裏打ちとなるものが補正予算ですから、底割れ懸念すら現実味を帯びつつある雇用失業情勢に対する危機意識を決定的に欠く編成内容と言わなければなりません。このことは、雇用対策に万全を期すはずであったのに、手当てされた額が五千五百億円にとどまったことで、図らずも実証されました。
景気が順調なときであればこのような副作用は低く抑えられるかもしれませんが、しかし、御案内のように、現在、雇用失業情勢は底割れ懸念すら払拭できない現状にあるわけです。一進一退の踊り場的な状況にあるわけですね。他方、今回緊急雇用対策として組まれました補正予算は五千億円という規模にすぎず、雇用不安の解消という国民的要請にこたえられるものになっているとは思えないわけです。
普通のときであれば、このような副作用は低く抑えられるでしょうが、雇用失業情勢の底割れ懸念すら払拭できない現状においては、前向きな相乗効果が望める政策選択にはなり得ないと考えるものです。 最後に、雇用対策の要諦となるべきワークシェアリング実現に向けた着実な取り組みが見られないことに対しても、厳しく批判せざるを得ません。
底割れ懸念さえある現在の雇用失業情勢を好転させるためにも、文字どおりこの目的を追求できるのなら問題はありません。しかしながら、求職者の利益保護の面で十分なものになっているのか、心配が残るのも事実でございます。 同条約は、その規定の枠組みにおいて、民間職業紹介事業所の運営を認め、そのサービスを利用する労働者を保護することにあると明確にうたっています。